冷水・温水をいつでも気軽に使えるウォーターサーバーですが、「音」が気になり、導入をためらっている方もいらっしゃるかもしれません。
ウォーターサーバーも家電の一つなので、どうしても稼働音は発生します。日常生活で気になるほどの音ではありませんが、寝室など静かな場所では「うるさい」と感じる場合もあるようです。
今回は、ウォーターサーバーの「音」について、その原因と対策方法について解説していきたいと思います。
目次
ウォーターサーバーの音はうるさい?
ウォーターサーバーは電源につないで使うため、他の電化製品と同じように、どうしても一定の稼働音が発生します。
製品レビューなどでも、「音が気になる」という口コミが見られることがあります。
よく言われるのは、ウォーターサーバーの音は「冷蔵庫くらいの音」であるということです。
日常生活をしていて「うるさい」と感じるほど、大きな音ではありません。
しかし、音の感じ方は人それぞれなので、たとえば寝室など静かな場所に置いている場合は「うるさい」と感じる方もいるかもしれません。
ウォーターサーバーから音がする原因
コンプレッサーの稼働音
ウォーターサーバーから出る音の一つが、コンプレッサーの稼働音です。メーカーや製品によって異なりますが、水を冷やすためにコンプレッサーを内蔵しているウォーターサーバーは少なくありません。
基本的な仕組みは冷蔵庫やエアコンと同じであり、コンプレッサーが冷媒を圧縮して気化させ、その気化熱を利用することで水を冷却しています。
コンプレッサーを内蔵したウォーターサーバーは水を早く冷やせるのが特徴ですが、稼働しているときは、ウォーターサーバーの背面あたりから「ブーン」というような低い振動音が発生します。
温度調節器の稼働音
最近のウォーターサーバーのほとんどは温水をつくる機能を備えています。
ウォーターサーバーで温水をつくる仕組みは基本的に電気ポットと同じで、温水タンク内部の金属棒(ヒ―ター)を電気で加熱することで水を温めます。
温水タンク内の水温を一定にするための装置が、温度調節器です。温度調節器にはセンサーが内蔵されており、温水タンク内の水温が設定された温度に達するとセンサーが感知し、ヒーターや冷却装置をオンにしたりオフにしたりします。
このときに「カチッ」という小さな機械音が発生しますが、「うるさい」と感じるほど大きな音ではありません。
ボトルが収縮する音やボトルに空気が入る音
ウォーターサーバーの水ボトルには、使い捨てタイプの「ワンウェイボトル」と、回収して再利用する「リターナブルボトル」の2種類があります。
ワンウェイボトルは、ボトル内の水が少なくなると自然にボトルがへこむようになっているため、そのときに「ペキペキ」「パキパキ」といった収縮音が出ます。
リターナブルボトルは、サーバーに供給した水と同量の空気がボトルに入る仕組みになっています。
ボトルに空気が入り込むときに、「ゴボゴボ」「ポコポコ」といった音が発生することがあります。いずれもそれほど大きな音ではありませんが、人によっては「うるさい」と感じることがあるかもしれません。
ウォーターサーバーの防音対策
ウォーターサーバーの下に防音マットやカーペットを敷く
ウォーターサーバーに内蔵されたコンプレッサーの稼働音が直接床に伝わると、音が響いて「うるさい」と感じやすくなります。
この音を軽減するためのおすすめの方法が、床に防音マットなどを敷き、その上に、ウォーターサーバー本体を設置することです。
床とサーバー本体の間に「緩衝材」になるものを敷くことで音が吸収され、あまり気にならなくなります。
専用の防音マットがない場合は、カーペットやラグマット、タオルなどでも一定の効果が見込めるでしょう。
平らな床にウォーターサーバーを設置する
床置き型のウォーターサーバーは床の上に設置しますが、置く場所に段差や傾きがあると、サーバーの重みが床の一部分に集中するため、音が響いて「うるさい」と感じやすくなります。
また、不安定な場所にウォーターサーバーを置いた場合は、転倒しやすくなるため危険です。
床が丈夫で平らな場所に置きましょう。
ウォーターサーバーの周りに物を置かない
多くのウォーターサーバーにはコンプレッサーが内蔵されており、水を冷却する役割を果たしています。
コンプレッサーが水を冷却するとき、サーバーの背面から排熱しますが、サーバーの背面が壁や家具に密着していると熱が逃げ場を失うため、コンプレッサーが過剰に稼働し、音が大きくなってしまうことがあります。
また、稼働音が密着した壁や家具に伝わって、より響きやすくなってしまいます。
音の軽減のほか、放熱や安全のために、ウォーターサーバーの周りに物を置かないことが重要です。ウォーターサーバーの背面・側面は、いずれも壁や家具から10cm以上離して設置しましょう。
ウォーターサーバーの設置場所を変える
ウォーターサーバーの音が「うるさい」と感じる場合は、サーバーの設置場所を変えるのも一つの手です。
夜間は屋内外が静かになるので、そのぶんウォーターサーバーの音が大きく感じられます。
もし、ウォーターサーバーを寝室に設置していて音が気になる場合は、リビングやキッチンに移動させるのが良いでしょう。
どうしても寝室でウォーターサーバーを使いたい場合は、上述のように防音マットを敷いたり、できるだけ枕元から離して設置したりといった対策をおすすめします。
静音設計のウォーターサーバーを選ぶ
最近は、「静音設計」を謳うウォーターサーバーも登場しています。
音が気になって導入をためらっている方は、静音設計が施されたウォーターサーバーを選ぶのが良いでしょう。
排水ドレン口のキャップを閉める
ウォーターサーバーの背面にある排水ドレン口のキャップが完全に閉まっていないと、コンプレッサーの音が大きく聞こえてしまうことがあります。
ウォーターサーバーの音が「うるさい」と感じる場合はキャップを確認し、緩んでいたらきつく閉め直しましょう。
定期的にメンテナンスをする
ウォーターサーバーの背面にホコリが溜まっていたり、フィルターが詰まっていたりすると、コンプレッサーが過剰に稼働して音が大きくなってしまうことがあります。
音の対策だけでなく、衛生的な観点からも、ウォーターサーバーは定期的なメンテナンスが不可欠です。
音が軽減しない場合は問い合わせを!
上述したような対策を講じても、依然としてウォーターサーバーの音が「うるさい」と感じる場合は、故障の可能性が考えられるため、メーカーに問い合わせをしましょう。
もし、ウォーターサーバーを設置したばかりで音が気になる場合は、初期不良の可能性があります。
また、長年ウォーターサーバーを使っていて、以前より音が大きくなっているように感じる場合は、経年劣化による故障の可能性があります。
こうした場合は使用を止め、早めにメーカーにお問い合わせください。
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まとめ
ウォーターサーバーの音が「うるさい」と感じる原因として多いのは、水を冷却する際のコンプレッサーの稼働音です。
ウォーターサーバーの設置場所や製品によって、また人によって音の感じ方は異なりますが、特に寝室など、静かな環境では音が気になりやすいものです。
快適にウォーターサーバーを使うためには、音の原因と対策を知っておくことが大切です。
音が気になるという方は、ぜひ今回ご紹介したような対策をお試しください。