4b117ed932196d13d1378bca98558bcb

妊婦中に摂取していい飲み物と控えるべき飲み物とは?その種類と水分補給が欠かせない理由をご紹介!

更新日 2025/06/20

妊娠中は、ママと赤ちゃんの健康を守るために水分補給が欠かせません。
とはいえ、妊婦さんは何を飲んでもいいわけではなく、アルコールやカフェインが入ったものなど、控えるべき飲み物もあるため注意が必要です。
本記事では、妊婦さんにとって水分補給が重要な理由や水分が不足するリスク、妊娠中でも安心して摂取できる飲み物や避けたほうがいい飲み物などについてお伝えします。
ぜひ、自分に合った水分補給で、健康的な妊娠生活をお過ごしください。

妊婦さんの水分補給にOKな飲み物とは?

eee42ef065b117609f64231eeaf4045f

ママと赤ちゃんの健康を守るため、妊娠中は積極的な水分補給を心がけることが大切です。
妊婦さんが摂取して問題のない飲み物としては、「水・炭酸水」「牛乳」「ノンカフェインのお茶」
「ノンカフェインコーヒー」「ノンアルコールビール」などが挙げられます。
これらの飲み物を安心して摂取できる理由や、飲み方・選び方のポイントなどをご説明します。

 

水・炭酸水

妊婦さんが安心して飲める飲み物として、もっともポピュラーなのが「水」です。
水を飲むことで体内の巡りがスムーズになり、老廃物の排出が促され、便秘の予防にもつながります。
また、炭酸水(無糖・無香料)も、妊婦さんが安心して口にできる飲み物です。
水と同じくノンカロリーなので水分補給に適しており、妊娠中に起こりやすいつわりや胃のムカムカ感を和らげる効果も期待できます。気分をリフレッシュしたいときには、炭酸水がぴったりです。

 

牛乳

牛乳は、妊娠中に必要な栄養を手軽に補うことができる飲み物です。
牛乳にはカルシウムが豊富に含まれており、赤ちゃんの骨や歯の形成をサポートするとともに、
母体の骨密度を維持するのにも役立ちます。また、タンパク質やビタミンDも含まれており、
栄養バランスを整えるうえでも優れた飲み物だと言えます。

 

脂肪分が気になる方は「低脂肪」、あるいは「無脂肪」の牛乳を選ぶのがいいでしょう。
また、温めて飲むのもおすすめです。特に、夜寝る前にホットミルクを飲むとリラックスでき、
質の良い眠りが促されると言われています。
ただし、牛乳でお腹がゆるくなりやすい方は控えるようにしましょう。

 

ノンカフェインの飲料

ノンカフェインの飲料は、妊婦さんの水分補給に適した飲み物の一つです。
詳しくは後述しますが、妊娠中はカフェインの摂取を控えなければいけません。
しかし、ノンカフェインのお茶やコーヒーであれば、妊娠中でも安心して飲むことができます。

 

ノンカフェインのお茶の代表例が「麦茶」です。
麦茶はミネラルが豊富で、汗をかきやすい夏場の水分補給に向いています。
「ルイボスティー」も妊婦さんが安心して飲めるお茶の一つです。
豊富に含まれるポリフェノールによる抗、美容意識の高い方に人気があります。
その他、「たんぽぽ茶」「ローズヒップティー」「ハイビスカスティー」「そば茶」などが
ノンカフェインのお茶として親しまれています。いずれも無糖で楽しむのがおすすめです。

また、コーヒーは妊娠中に避けるべき飲み物ですが、「ノンカフェインコーヒー」であれば、
妊婦さんも安心して飲むことができます。
ノンカフェインコーヒーは文字どおり、カフェインを取り除いたコーヒーのことで、
最近はカフェのメニューとしても一般的になっています。

 

妊娠前からコーヒーを愛飲していた方は、妊娠中にコーヒーを飲めないのはつらいものですが、ノンカフェインコーヒーなら問題はありません。
心地良い香りを楽しめ、リラックス効果も高いため、妊娠中にホッと一息つきたいときにおすすめです。ただし、飲み過ぎは控え、1日1〜2杯を目安にしましょう。

 

ノンアルコールビール

妊娠中のアルコール摂取は厳禁ですが、アルコール分が0%の「ノンアルコールビール(ビールテイスト飲料)」であれば飲んでも問題はありません。
妊娠前のようにビールの味わいを楽しみたい妊婦さんにとって、ノンアルコールビールは最適な選択肢になるでしょう。
ストレスを発散したりリフレッシュしたりする効果も期待できます。

ただし、海外製のノンアルコールビールのなかには微量(1%未満)のアルコールが含まれている製品があるため注意が必要です。
ノンアルコールビールを購入する際は必ず成分表示を確認し、アルコールが0.00%のものを選びましょう。

 

 

 

 


妊婦さんの水分補給にNGな飲み物とは?

2eebd23884f737c016a7e1145451d5fb

妊娠中は積極的な水分補給を心がけるべきですが、何を飲んでもいいわけではありません。
絶対に避けなければいけない飲み物が「アルコール」です。
また、「カフェインが含まれた飲み物」や「栄養ドリンク」も控えるべきだとされています。
妊娠中にこれらの飲み物を避けるべき理由やリスクを理解しておきましょう。

 

アルコール

妊婦さんがアルコールを摂取すると、未発達な胎児の消化器官や脳に深刻な影響を与えるおそれがあります。妊婦さんは、わずかな量のアルコールでも避けなければいけません。
お酒を飲みたいと感じるときは、ノンアルコールビールなどアルコールが0.00%の飲み物で代替するようにしましょう。

 

カフェインが含まれた飲み物

妊婦さんが、カフェインが含まれた飲み物を摂取すると、量によっては胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。
カフェインを過剰に摂取すると胎盤を通して胎児に移行し、胎児の消化器官や神経系に悪影響を与えることがあります。
その結果、流産や低出生体重児、成長の遅れや発達障害などのリスクが高くなるとされています。

 

カフェインは、コーヒーや紅茶、緑茶、ウーロン茶、ココアなどに含まれているため、妊娠中はこうした飲み物を控えることが重要です。
コーヒーを飲みたい場合はノンカフェインコーヒーを、お茶を飲みたい場合はノンカフェインのお茶を選ぶようにしましょう。

 

栄養ドリンク

栄養ドリンクは、手軽に栄養補給や疲労回復ができる飲み物として人気がありますが、妊娠中は注意が必要です。
一部の製品には、妊婦さんが避けたほうがいい成分が含まれていることがあります。
たとえば、多くの栄養ドリンクにはカフェインが含まれており、過剰に摂取すると胎児の成長に悪影響を及ぼすおそれがあります。
また、多くの添加物や高糖質成分が含まれているものは、健康リスクを招く可能性があります。
さらに、一部の栄養ドリンクには微量のアルコールが含まれているため、成分表示をしっかり確認することが大切です。

 

妊婦さんは、赤ちゃんのためにしっかり栄養補給をしたいと考えるものですが、栄養ドリンクに頼らず、食事から必要な栄養を摂取するようにしましょう。


妊婦さんにとって水分補給が大切な理由とは?

c36dd478d3f643cdfa325e96f8fa657a

妊娠中は、ママと赤ちゃんの健康のため、積極的な水分補給を心がけなければいけません。
妊婦さんにとって水分補給が重要な理由としては、大きくといった点が挙げられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

羊水の質・量を維持するため

羊水は、胎児を包む羊膜の内側を満たす液体で、胎児を外部の衝撃から守るクッションの役割を果たしています。
さらに、羊水は胎児の関節や筋肉の発達を促す役割も担っています。
妊婦さんが十分な水分補給をすることで適切な質・量の羊水を維持でき、胎児の健全な成長が促されます。

一方で、羊水の質・量が適切でない場合、胎児の感染リスクや発達不全のリスクが高まるほか、
分娩時のトラブルが発生する可能性があります。妊婦さんはこまめな水分補給を心がけ、
胎児にとって最適な羊水環境を整えることが大切です。

 

 

胎児に栄養を届けるため

妊娠中は、胎児に必要な栄養素や酸素を届けるために母体の血液量が増加します。
血液は胎盤を通して赤ちゃんに栄養素や酸素を供給し、老廃物を体外に排出する重要な役割を担っています。
妊婦さんの血流が悪くなると、栄養素や酸素を効果的に胎児に届けられず、
成長・発育に悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。

 

妊婦さんがこまめに水分補給をすることで血液の粘度が下がり、流れがスムーズになります。
血流が改善されることで、栄養素や酸素が効率的に全身を巡り、胎児にも十分に供給されるようになります。
妊娠中は積極的な水分補給を心がけ、赤ちゃんの健やかな成長をサポートすることが大切です。

 

 

体内が水分不足に陥りやすいため

妊娠すると脂肪が蓄積されるため、妊娠前に比べ、基礎代謝量が増加します。
そうなると、よく汗をかくようになります。体温を一定に保つために汗をかくことは悪いことではありませんが、汗をかけばそのぶん体内の水分量が少なくなり、水分不足に陥りやすくなります。
また、妊娠中はつわりの影響で食事や飲み物の摂取が難しくなるため、体内の水分が不足しやすくなります。
特に、夏場につわりが起きると、発汗とつわりの両方で体内の水分が失われ、脱水症状を引き起こしやすくなります。

 

上述のとおり、体内の水分不足は便秘の原因になるほか、血流の悪化を招いたり、
肌の乾燥による肌荒れを引き起こしたりしやすくなります。
妊娠中はこまめな水分補給を心がけ、ママと赤ちゃんの健康を守っていきましょう。


妊婦さんが水分補給をする際の注意点

8541b91447596051d7ca48bf42c19275

妊婦さんはこまめな水分補給が必要ですが、アルコールやカフェインを含んだ飲み物がNGであることは上述したとおりです。
その他にも、妊娠中の水分補給には注意点があります。よく言われるのが、「できるだけ糖分を控える」
「のどが渇いていなくても意識的に水分補給をする」という点です。

 

できるだけ糖分を控える

妊婦さんは積極的な水分補給を心がけるべきですが、糖分の過剰摂取には注意が必要です。
糖分が多く含まれた飲み物を頻繁に飲んでいると、体重が増加したり、妊娠糖尿病のリスクが高くなったりと、
母体と胎児の健康に悪影響を与えるおそれがあります。特に、妊娠中は血糖値のコントロールが難しくなるため、
過剰な糖分摂取によって血糖値が急上昇してしまうことがあります。

糖分が多い飲み物としては、清涼飲料水(炭酸飲料やスポーツドリンク)、加糖のフルーツジュース、加糖のコーヒー飲料などが挙げられます。
こうした飲み物はできるだけ控え、無糖の飲み物やゼロカロリーの飲み物で水分補給をするようにしましょう。

 

のどが渇いていなくても意識的に水分補給をする

妊娠中でなければ、のどが渇いたときに水分補給をしていれば問題はありませんが、
妊娠中は、のどの渇きを感じていなくても、意識的に水分補給をすることが大切です。
なぜなら、のどの渇きを感じているときは、すでに体内の水分が不足しているからです。
特に、夏場は発汗によって水分が失われるペースが速くなるため、のどの渇きを感じる前にこまめな水分補給を心がけましょう。

 

妊娠中の1日の水分摂取量の目安は「約2リットル」とされています。
飲み物だけで考えると多く感じるかもしれませんが、食事やスープなどに含まれる水分も含めた総量で考えて構いません。


妊婦さんの水分補給に関するQ&A

7f2e065adc13dc3a5b07e348b670c18a

 

妊娠中は水分補給が大切ですが、妊婦さんからは「体調が優れず、なかなか水分補給ができない」
「水道水を飲むのに不安がある」といった声が聞かれます。このようなお悩みにお答えします。

 

Q:体調が優れず、なかなか水分補給ができません……

妊娠中は、つわりなどで体調が優れず、食事や飲み物を摂取するのが難しくなることがあります。
このようなときは無理をせず、さまざまな方法を試してみましょう。

 

一度に多くの飲み物を飲むのが難しい場合は、少量を口に含むだけでも構いません。
外出する際は水筒やペットボトルを持ち歩き、こまめに口にするようにしましょう。
また、普通の水が苦手な方は、レモンやミントを加えて風味を変えると飲みやすくなります。
ノンカフェインのお茶やコーヒーを試してみるのもいいでしょう。
スイカやみかんなど、水分が多く含まれている野菜やフルーツを摂るのも一つの手です。

 

Q:水道水を飲むのに不安があります……

日本の水道水は厳しい基準によって品質が管理されているため、妊娠中でも安心して飲むことができます。
ですが、ニオイに敏感になる妊娠中は、水道水の塩素臭さ(カルキ臭)が気になる方は多いでしょう。
そのような場合は、無理をして水道水を飲む必要はありません。

水道水に不安がある方や水道水が苦手な方におすすめしたいのが、ウォーターサーバーです。
ウォーターサーバーの水であればニオイに関する心配はありませんし、自宅まで配送してもらえるので、妊娠中に大変な思いをして水を買いに行く必要もありません。
また、多くのウォーターサーバーは温水が出るため、気軽に白湯や温かい飲み物を飲むことができます。

 

▼関連リンク

水道水はそのまま飲んでもいいのか?危険性や安全に飲む方法をメリット・デメリットを踏まえてご紹介!

(新規4_水道水 飲む デメリット へリンク)


ウォーターサーバーなら「クリクラ」にお任せ!

e6a0391054f8ff90d7d0c2dcfdec2510

クリクラのウォーターサーバーは多彩なラインナップとお得なプランをご用意。
さまざまなニーズに応えるウォーターサーバーで、多くのお客様から選ばれています。

 

クリクラのこだわり

クリクラは、安全でおいしい水をお届けするために、水質やウォーターサーバーのメンテナンスに独自のこだわりを持っています。

 

▼水質

クリクラの水は、宇宙開発の現場などでも採用されている逆浸透膜(RO膜)を使い、不純物を徹底的に除去。
56項目の厳しい基準をクリアした水に良質なミネラルを加え、安全でおいしい水をご提供しています。

 

▼ウォーターサーバー

クリクラのウォーターサーバーは、すべてが自社開発のオリジナル製品。
病院の手術室でも使われている高性能フィルター「HEPAフィルター」を標準装備し、ゴミ・粉塵を徹底的に除去しています。

 

▼メンテナンス

クリクラは年に1回、サーバーを丸ごと交換して、安心・安全にお使いいただける仕組みを取っています。
回収したウォーターサーバーは専任のスタッフが細部まで洗浄・殺菌し、冷水・温水の出る給水口(コック)は
新品に交換して新品同様の状態にしています。

 


まとめ

3f7facc5f0bbe27ac94d53a9849d95ac

妊娠中にぜひご活用いただきたいのが、ウォーターサーバーです。
自宅にウォーターサーバーがあると、こまめな水分補給を習慣化しやすくなります。
また、水ボトルを配送してもらえるので、スーパーやコンビニに水を買いに行く手間や負担がなくなります。
さらに、出産後の赤ちゃんのミルクづくりや離乳食づくりにもウォーターサーバーが活躍します。
健康的な妊娠生活のため、また出産後の育児の負担軽減のため、ぜひウォーターサーバーの導入をご検討ください。

 

※参考

妊娠中の標準的な健康教育|日本助産師会

https://www.midwife.or.jp/user/media/midwife/page/guilde-line/tab01/ninsin_kenkoukyouiku202112.pdf

妊婦の体水分バランスと予後に関する文献検討|中田 かおり|日本助産学会誌

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjam/24/2/24_2_196/_pdf

妊娠中の水分摂取の重要性 – 教授博士。バサック・バクス

https://basakbaksu.com.tr/ja/%E5%A6%8A%E5%A8%A0%E4%B8%AD%E3%81%AE%E6%B0%B4%E5%88%86%E6%91%82%E5%8F%96%E3%81%AE%E9%87%8D%E8%A6%81%E6%80%A7/

妊娠中の飲み物は?妊娠中に飲んで良いも悪いものを紹介【医師監修】|ヒロクリニック

https://www.hiro-clinic.or.jp/nipt/pregnant-drink/

ポリフェノールの種類と効果と摂取方法  | 健康長寿ネット

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shokuhin-seibun/polyphenol.html

白湯の本当の飲み方とは?管理栄養士が教える、新!白湯習慣 | WEBマガジン | サーモス

https://www.thermos.jp/webmagazine/article/detail/20250127104137.html

 

【記事の執筆について】クリクラ編集部

この記事は、ウォーターサーバーの「クリクラ」を扱う株式会社ナックのクリクラ編集部が記事の監修をしています。

ウォーターサーバーやお水に関する疑問にお答えすることや役立つ情報を発信し、ウォーターサーバーやお水への正しい理解を推進しています。

関連記事

人気記事

最新記事

記事一覧へ戻る