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新生児は水道水を飲んでもいい?ミルクづくりに煮沸は必要?いつから飲めるのかも解説

新生児は母乳やミルクで水分補給をするため、生後6ヶ月くらいまでは水を与える必要はありません。
WHO(世界保健機関)も、完全母乳栄養を生後6ヶ月までおこなうことを推奨しています。
完全母乳育児とは、乳児が母乳のみを摂取することを意味します。経口補水液、ビタミン、ミネラル、医薬品の点滴・シロップを除き、水さえも含め、他の液体や固形物は与えません(※)。

 

※参考:Exclusive breastfeeding for optimal growth, development and health of infants

 

 

 

 

生後6ヶ月くらいから水を与えるのが一般的ですが、その際、「水道水をそのまま飲ませていいの?」という不安を覚えるママもいらっしゃるかもしれません。
日本の水道水は安全性が確保されていますが、それでも、自分自身が水道水を飲まない方は赤ちゃんにあげるのも抵抗があるでしょう。
本記事では、「赤ちゃんに水道水を飲ませていいのか?」という疑問にお答えしていきたいと思います。

 

 

新生児に水道水を飲ませるのは安全?

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WHOが生後6ヶ月までの完全母乳育児を推奨しているように、新生児は、生後6ヶ月くらいになるまで水を与えなくてよく、離乳食が始まる生後6ヶ月くらいから水を与えるのが一般的ですが、その際、「水道水をそのまま与えていいの?」と疑問に思うママもいらっしゃるかもしれません。
日本の水道水は厳しい水質基準をクリアしていますが、水質は常に一定ではなく、変化する可能性もあります。
より安全を期すのであれば、水道水を煮沸して、冷ました水を与えるのが良いでしょう

 

 

トリハロメタンとは?

「トリハロメタン」という物質をご存じでしょうか?

トリハロメタンとは、水源となる河川やダムの水に含まれる有機物と、浄水場で消毒のために加えられる塩素が反応してできる物質で、発がん性を示すものがあります。

 

トリハロメタンが水道水に含まれていないか懸念する声がありますが、水道水に含まれるトリハロメタンの量は、生涯にわたって摂取しても健康に影響が生じない水準をもって基準値が設定されています。
水道水に含まれるトリハロメタンの量は基準値以下なので、安全性に問題はありません(※)。

 

※参考:水質<水道水の安全性・その他>|よくある質問|東京都水道局

 

 

安全に飲ませる方法

水道水の「塩素臭さ」が気になるという方もいらっしゃるかもしれません。
塩素臭さが気になる場合は、煮沸してから飲ませることをおすすめします。
水道水に含まれる残留塩素は煮沸によって減らすことができ、塩素臭さも軽減されます。

 

煮沸したお湯を冷ましたものは「湯冷まし」と呼ばれます。湯冷ましは安全性が高いため、安心して赤ちゃんに与えることができます。
ただし、煮沸によって残留塩素が減ることで雑菌が繁殖しやすくなるため、早めに飲み切るようにしてください(※)。

 

※参考:水質<水道水の安全性・その他>|よくある質問|東京都水道局

 

 

新生児に飲ませていいのはどんな水?

 

 

 

 

 

 

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上述のとおり、新生児は生後6ヶ月くらいになったら水を与えるのが一般的ですが、
その際に飲ませる水として推奨されるのは、煮沸した水道水(湯冷まし)のほか、「ミネラルが少ない水」や「純水」です。
そのまま飲ませる場合だけでなく、ミルクづくりや離乳食の準備に使う水もこれらの水が適しています。

 

一方で、赤ちゃんに飲ませてはいけないとされているのが「井戸水」です。
井戸水は水道水のように塩素消毒がされておらず、汚染のリスクがあるからです。
免疫力が低い赤ちゃんが汚染された井戸水を飲んでしまった場合、深刻な健康被害を招く可能性があります。

 

ミネラルが少ない水

ミネラルが少ない水は、赤ちゃんに安心して与えられます。
ミネラルを多く含んだ水は、赤ちゃんの未発達な消化器官に負担をかける可能性があります。
特に、マグネシウムの含有量が多い水は消化器官に負担がかかり、赤ちゃんがお腹を壊してしまうおそれがあるため、できるだけ避けるべきです。
赤ちゃんの健康を守るためには、ミネラルが少ない水を選ぶことが重要です。

 

純水

純水も、赤ちゃんに安心して与えられる水です。
純水とは、不純物を含まない水の総称であり、具体的には「RO水」「蒸留水」「精製水」「イオン交換水」などがあります。
なかでもおすすめなのがRO水です。

 

RO水は、逆浸透膜を使って不純物やミネラルをほぼ完全に取り除いた純水です。
不純物や細菌、ウイルス、農薬などの有害物質が除去されているため、赤ちゃんのデリケートな体に優しく、ミルクづくりに最適な水だとされています。
また、ミネラルを含まないため、赤ちゃんの消化器官に負担をかける心配もありません。

 

ミルクづくりは水道水でも大丈夫?

 

 

 

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「ミルクの水、どうしてる?」「水道水でもいいの?」といった疑問をお持ちのママもいらっしゃるかもしれません。
日本の水道水は厳しい水質基準によって管理されており、世界的に見ても安全性が高いと言われています。
そのため、赤ちゃんのミルクづくりに問題なく使用することができます。
各メーカーの粉ミルクも、水道水を使用することを前提に製造されています。

 

 

水道水でミルクをつくる手順

 

 

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水道水を煮沸する

水道水でミルクをつくる際は、まず水道水を煮沸します。
水道水をやかんや鍋に入れて沸騰させるか、電気ケトルを使って沸騰させましょう。
煮沸するのは粉ミルクを溶かすためでもありますが、煮沸することで、水道水に含まれている残留塩素やトリハロメタンなどを取り除くことができます。
また、塩素臭が軽減され、より飲みやすい水が得られます。
なお、水道水が沸騰したら、そのまま1分ほど加熱し続けるのがポイントです。
そうすることで、より殺菌効果を高めることができます。

 

70℃以上で調乳する

水道水を煮沸したら、粉ミルクを混ぜて調乳します。調乳は、70℃以上のお湯でおこなうのが望ましいとされています(※)。
水道水を沸騰させた直後であれば70℃以上に保たれているはずなので、やけどに気を付けて調乳しましょう。

※世界保健機関(WHO)及び国連食糧農業機関(FAO)による「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」では、「乳児用調製粉乳の調乳に当たっては、使用する湯は70℃以上を保つこと」と定められています。

参考:厚生労働省:乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドラインについて

 

 

適温になるまで冷ます

調乳ができたら、哺乳瓶を冷水につけたり流水にさらしたりして、適温になるまで冷ましましょう。
熱いミルクは赤ちゃんの口腔内や消化器官のやけどにつながるため、十分に冷ましてから与えるようにしてください。
赤ちゃんにあげるミルクの適温は、人肌(36~37℃)の温度だとされています。なお、ミルクを冷ますために水道水を混ぜるのはやめましょう。

上述のとおり、WHOは粉ミルクの調乳には「70℃以上のお湯を使うこと」を推奨しており、
そこに水道水を加えてしまうとせっかく煮沸して殺菌した意味がなくなってしまいます。

 

 

新生児はいつから水道水を飲んでもいい?

 

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繰り返しになりますが、赤ちゃんが水道水を飲み始めるタイミングは、離乳食が始まる「生後6ヶ月」が目安になります。
これは、赤ちゃんの消化器官が徐々に発達し、多様な食べ物・飲み物に対応できるようになる時期だからです(※)。
生後6ヶ月になったら水道水をそのまま与えてもよいとされていますが、より安全を期すのであれば、水道水を一度煮沸してから冷ました「湯冷まし」をあげるのがいいでしょう。

※参考:授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)|厚生労働省

 

 

麦茶はいつから飲んでもいい?

 

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赤ちゃんにあげる水やミルクづくりのポイントが分かってくると、「じゃあ麦茶はいつから飲ませていいのかな?」と気になるママもいらっしゃるのではないでしょうか。赤ちゃんは月齢によって飲めるものが少しずつ変わっていきます。
ここからは、麦茶をあげるタイミングやポイントをお伝えします。

 

赤ちゃんが麦茶を飲めるようになるのは、水と同様に「生後6ヶ月」が目安になります。
離乳食が始まることで、ミルク以外の水分補給が必要になるからです。

 

注意したいのはアレルギー反応です。
ごく稀にですが、小麦アレルギーの人が麦茶を飲むことでアレルギー反応が出ることがあります。
これは、麦茶の原料である大麦と小麦の分子構造が似ているからだと言われています。
赤ちゃんに必ず麦茶を与えなければいけないわけではないので、心配な方は無理に飲ませる必要はありません。

 

煮出し麦茶

赤ちゃんに麦茶をあげる場合、最初は煮出し麦茶から始めることをおすすめします。
煮出し麦茶は、煮沸したお湯でつくるため、より安全性が高く、赤ちゃんの消化器官にも負担をかけません。
上述のとおり、ごく稀にアレルギー反応が出ることがあるため、初めて与えるときはスプーン1杯程度にして、体調に変化がないかよく観察しましょう。問題がなければ、徐々に量を増やしていって構いません。

 

水出し麦茶

赤ちゃんが煮出し麦茶に慣れてきたら、水出し麦茶を与えても問題はありません。
ただし、水出し麦茶を与えるタイミングは1歳を過ぎた頃を目安にしましょう。
というのは、1歳未満の赤ちゃんは胃腸が未発達であるため、冷たい飲み物によって胃腸に負担がかかる可能性があるからです。
また、大人が飲む麦茶は赤ちゃんにとっては濃いので、2~4倍くらいに薄めることをおすすめします。
市販されているベビー用の麦茶であれば、そのままの濃度で与えても大丈夫です。

 

新生児は1日にどのくらいの水が必要?

 

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赤ちゃんが1日に必要とする水分量は、体重1kgあたり「125~150ml」が目安になります。
体重が5kgの赤ちゃんであれば、625~750mlという計算になります。
この水分量は、母乳やミルク、離乳食に含まれる水分の合計です。

 

ただし、この水分量はあくまでも目安であり、季節や赤ちゃんの状態によって変わってきます。
特に夏場は水分が失われやすいので、脱水症にならないように多めの水分を与えるようにしましょう。
また、肌や唇が乾燥しているときも、こまめに水分を与えましょう。

 

 

 

クリクラのウォーターサーバーで安心のミルクづくりを

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赤ちゃんのミルクづくりにおすすめのウォーターサーバーが、クリクラの「Fit(フィット)」です。

 

Fitは、不純物を徹底的に取り除いたRO水のウォーターサーバーです。
コック(給水口)とボトルの差込口に抗菌加工を施すことで、より衛生的な環境を実現。
いつでも約80~90℃のお湯が出るので、スムーズなミルクづくりが可能です。また、温水コックには標準でチャイルドロックが付いているため、つかまり立ちを始めた赤ちゃんがいるご家庭でも安心して使えます。

 

まとめ

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新生児のミルクづくりや赤ちゃんの離乳食づくりにはお湯が必要になりますが、水道水を煮沸するのは意外と手間がかかります。
忙しい育児中はこのような手間をできるだけ省きたいもの。そんなときに役立つのがウォーターサーバーです。
ウォーターサーバーがあれば安全な冷水・温水をいつでも手軽に利用できるため、ミルクづくりや離乳食づくりが格段に楽になります。
育児の負担軽減のため、ぜひウォーターサーバーの導入をご検討ください。

 

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【記事の執筆について】クリクラ編集部

この記事は、ウォーターサーバーの「クリクラ」を扱う株式会社ナックのクリクラ編集部が記事の監修をしています。

ウォーターサーバーやお水に関する疑問にお答えすることや役立つ情報を発信し、ウォーターサーバーやお水への正しい理解を推進しています。

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