ウォータージャーナル

気を付けよう!赤ちゃんが脱水症状になる原因や症状

赤ちゃんは喉が渇いていても自分から給水することも水が飲みたいと訴える事も出来ません。保護者が赤ちゃんにこまめに水分補給してあげないと脱水症状を起こしてしまいます。赤ちゃんが必要とする水分量や適した飲み物、脱水症状の症状など詳しく解説していきます。

赤ちゃんが1日に必要とする水分量


shutterstock_557827921.jpg赤ちゃんが1日に摂取すべき水分量は、新生児で400~500ml、3カ月児で750~850ml、6カ月児で950~1100ml、1歳児で1150~1300ml、2歳児で1350~1500mlです。

赤ちゃんは体の水分量が70~80%とかなり多い割合を占めています。また、赤ちゃんは新陳代謝が大人よりもよく、汗をたくさんかきます。大人と同じ感覚でいると気付いたら脱水症状を起こしていることもあり得るのです。そのため水分補給は、母乳や食事、飲料からこまめに摂取する必要があります。

赤ちゃんの水分補給におすすめの飲み物


・母乳やミルク

・白湯

・沸騰処理された麦茶

月齢にもよりますが、普段の水分補給は乳児の場合は母乳やミルクを飲ませていれば大丈夫です。よくお風呂上りに白湯を赤ちゃんに飲ませると聞きますが母乳でも水分補給は出来るので、飲ませなくても問題ありません。母乳やミルクを卒業した幼児には、水や麦茶などが好ましいです。

赤ちゃんにおすすめしない飲み物


・大人向けスポーツドリンク

・カフェインが入った飲料

・果汁飲料、炭酸飲料、乳酸飲料

大人向けスポーツドリンクは、通常時には与えてはいけません。そもそもスポーツドリンクには糖分や塩分が多く含まれていて浸透圧が高いため、赤ちゃんや乳児が飲むには適していません。幼児用のイオン飲料も糖分を多く含んでいるため通常時に飲ませると、下痢をするおそれがあります。

幼児用イオン飲料は暑い日やたくさん運動して汗をかいたとき、下痢で嘔吐で水分が体から多く排出されたときに飲む程度にしましょう。幼児イオン飲料に限らず糖分の多い果汁飲料、炭酸飲料、乳酸飲料も控えましょう。

赤ちゃんに水分補給をさせるときのコツ


最初は上手く飲むことが出来ないかもしれませんが、成長していくとだんだんと飲めるようになってきます。焦らず無理に飲ませなくても大丈夫なので、赤ちゃんの成長にあわせてあげてください。

・月齢3~6ケ月頃は乳首タイプのマグかスプーンから飲ませる

哺乳瓶からミルクを飲んでいる赤ちゃんは乳首タイプのマグがおススメです。マグは外出先でも気軽に水分補給出来ますし、哺乳瓶と分けて使えてとても便利です。成長に合わせて飲み口を交換できるタイプも多くありますので、ひとつ持っていれば長く使えます。哺乳瓶から飲むのが苦手な赤ちゃんは、スプーンからあげてみましょう。

・月齢7~9ケ月頃はストロータイプにチャレンジ

ストローから水分補給出来るようになると楽です。離乳食を始める頃になると、口の動きが発達して口をすぼめることが出来るようになります。マグのストロータイプなどで練習してみて、少しずつ慣れさせましょう。個人差はありますが、おもちゃ代わりに遊んだり、お母さんの真似をしたりしているうちに飲めるようになってきます。ストローが使えるようになると、市販の紙パック飲料で水分補給できるのでとても便利です。ストローは出来るまでに個人差があるので、焦らず気長に見守ってくださいね。

・1歳までにコップで飲めた方がいいの?

1歳を過ぎてコップが使えなくても問題ありません。最初はこぼしたり失敗もありますが、赤ちゃんが興味をもっていたらコップを使わせてあげましょう。いつまでにコップで飲めなければいけないという事は絶対にないので、赤ちゃんのペースにあわせてあげてください。コップの練習は離乳食が2回食になる生後7~8ヶ月の頃に始めるのが目安です。コップを持たせてみたりして、遊び感覚の中からコップに触れていきましょう。ストロー付きマグや蓋つきのコップで傾けながら飲む練習をすると、コップで飲む感覚をつかめます。


赤ちゃんが脱水症状になる原因


どんな状態の時に脱水症状を起こしてしまうのか、把握することで脱水症状の防止につながります。

・嘔吐や下痢を繰り返しているとき

・母乳や水分を補給してくれないとき

・夏場やお風呂上りなど大量に汗をかいたとき

嘔吐や下痢を繰り返すと大量の水分が失われます。必ず水分補給しましょう。夏場はプール遊びをしたあとも意外と汗をかいているので、休憩と水分補給する時間を設けましょう。

赤ちゃんが脱水症状になった時の症状


shutterstock_1793541007.jpg赤ちゃんが脱水症状になった時にどのような症状が現れるのでしょうか。進行状況にわけて説明します。

●軽度の脱水症状

・体の様子:落ち着きがなく機嫌が悪い

・心拍数や呼吸:普段と変わらず正常

・皮膚の弾力性:つまむとすぐに戻る

・涙:涙が流れている

・排泄:普段よりやや減少



●中度の脱水症状

・体の様子:口が渇いていて、機嫌が悪いく意識がもうろうとしている

・心拍数や呼吸:脈が速く弱くなっていて呼吸は少し早く深い

・皮膚の弾力性:つまむとゆっくり戻る

・目や涙:目がくぼんでいて、涙は減少

・粘膜:乾燥している

・排泄:尿が減少して、色が濃い



●重度の脱水症状

・体の様子:ぐったりしていて意識がはっきりせず、血液中の酸素が不足して皮膚や粘膜が青紫色になる

・心拍数や呼吸:脈拍は早く微弱、呼吸は深く速い

・皮膚の弾力:つまむと非常にゆっくり戻る

・目・涙:目が異常に陥没して、涙は出ない

・粘膜:非常に乾燥している

・排尿:ほどんど出ないか少量



早めに病院で受診しよう


少しでも様子がおかしかったら自己判断せずに病院で診てもらいましょう。以下の症状の場合は、早めの受診をおすすめします。

・発熱している

・吐き気や嘔吐を繰り返している

・機嫌が悪く泣き止まない

・寝てもすぐ起きてしまう

・元気がなくぐったりしている

・水分補給できていない

・尿が普段より少ない



知識を身に着けて赤ちゃんの脱水症状を防ぎましょう


赤ちゃんは体が未熟なため脱水症状の進行が早く、症状があらわれたら、直ちに病院に行くことが重要です。脱水症状は命にかかわることもありますので、素早い判断が必要になります。夏場や大量に汗をかくときは大人以上に水分補給に気を付けてあげて、脱水症状にならないようにしましょう。