ウォータージャーナル

年齢とともに変化する?年齢で異なる体内の水分量

水は私達人間を含め地球上の生き物たちにとってなくてはならないものです。人間は水なしでは5日も生きていることが出来ないと言われています。私達の体もほとんど水でできています。ですが、体内の水分量は年齢と共に減少します。ここでは水分の大切さ、役割などの説明と、年齢で体内水分量がどう変化するのかについてお話します。

体内の水分とは?


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体内の水分は栄養素や老廃物を運んでくれたり、体温の調節をしてくれます。電解質を溶解する、血液の流れを円滑にするなどの重要な役割をしています。人間の体内にある水分の3分の2は、筋肉をはじめとする体のいろいろな部位を構成する細胞の中にあります。あとの3分の1はリンパ液、血液などに含まれていて私達の体を巡っています。

体内の水分には電解質が含まれる


電解質は水に溶けると電気を通す物質のことで、細胞の浸透圧の調整や筋肉細胞、神経細胞の働きを助ける重要な役割を担っています。また、骨や歯を作る役割もあります。下痢や嘔吐などで体内の水分を多く失ったときなどは電解質の飲み物(スポーツドリンクや経口補水液)はとても重宝しますよね。皆さんも経験はありませんか?

体内水分量が2%失われると運動能力が低下する


私達人間は暑くなると汗をかくことで体温調整をしています。ですが、運動などでたくさんの汗をかくと体内の水分はそれ以上に失ってしまいます。体がオーバーヒートを起こしてしまっている状態ですね。体内の水分が2%失われると運動能力が低下し、喉の渇きを感じるようになります。3%~5%でぼんやりしたり疲労感、めまいなどの症状が現れて10%以上失うと死に至る場合もあります。夏場に多い熱中症ですね。

体に入る水、出る水


私達は水分を摂り、汗や尿などで体外に排出しています。その体外に排出された分の水分をまた補給することで体内の水分量を一定に保てるようになっています。1日に必要な水分量は個人差もありますが成人男性では約2500mlです。水分だけでなく食べものからも水分を摂っています。野菜やお米、そしてお肉にも水分は含まれています。

排出される水分量


尿や便としての排出量が最も多くて約1600mlと言われ、他に皮膚からの蒸発、呼吸でも約900mlの水分が体内から排出されています。お腹を壊して下痢をしたり、嘔吐などでは多くの水分を失ってしまいます。いわゆる「脱水状態」になってしまいます。体内の水分量の増減は筋肉や脂肪に関係します。筋肉にはたくさんの水分が含まれていますが脂肪にはわずかしか含まれていません。体に脂肪がつくと水を貯める筋肉がないために体内の水分量は減少します。

人間の体内水分量


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では私達人間の体内水分量とはどのくらいなのでしょう。人間の体の60%は水でできており、性別や年齢などで違いがあります。

・胎児

お母さんのお腹の中では羊水に包まれています。

体内水分量は約90%を占めています。

・新生児・乳児期

体内水分量は70~75%を占めています。

・成人男性

体重の約60%を占めています。

・成人女性

女性は男性に比べると体脂肪が多い傾向にあるので約55%と少なめです。

・高齢者

体内水分量は50%と少なくなっています。

赤ちゃんのお肌はぷにぷにとしてはじけるような弾力がありますよね。モチモチしていていつまでも触っていたいと思いますね。年齢をかさねると皮膚がカサカサとしてハリがないお肌になってきます。なぜ歳とともにだんだんとお肌にハリがなくなるのでしょう?

年齢とともに体の機能は低下する


年齢を重ねていくにつれて基礎代謝量が減っていくために、水分量が少なくなってきます。水分をたくさん含んでいる筋肉が減少し腎臓機能が低下することも、一因となっています。体内水分量の減少によりお肌に弾力もなくなり、女性の敵「シワ」ができるのですね。じゃあ水分をたくさん補給すればいいのでは?と思ってしまいますが、飲み方を間違えると大変な病気を引き起こすこともあります。

水を飲み過ぎると水中毒になる可能性も


水の飲みすぎで滅多に太ることはないと言われていますが「水中毒」の症状でむくんでしまうことがあります。体内の電解質のバランスが崩れてしまい低ナトリウム血症を引き起こす場合があります。低ナトリウム血症とは体内の塩分濃度が薄まってしまうことです。

めまいや頭痛などの症状を引き起こす場合もあります。

水を飲むときの注意点


・一気に飲まずに少しずつ

1日に必要な量を少しづつ飲むようにしましょう。入浴後や朝起きた時は水分が不足気味になっています。喉は渇いていないと思っても水を飲むことを習慣づけるとよいです。

・水の質にもこだわりたい

毎日飲む水だから質のいい水を選びたいと思う方も多いのではないでしょうか。もちろん水道の水でも問題はありません。ですがやはりおいしい水を飲みたいものです。今は、市販されている水も上質なものがたくさんあります。スーパーなどでも天然水は人気が高く、すぐ売り切れになっていることが多いです。硬水、軟水と自分が飲みやすいものを選ぶことができますね。

高齢者が気をつけること


夏場に熱中症で高齢者が病院に運ばれるというニュースが多いと思いませんか?高齢者は元々体内水分量が少なく、内臓の働きも落ちています。薬を服用している場合も薬の種類によっては体内水分量が減少します。また、感覚機能も低下しているために喉の渇きに気づかないということがあります。

日頃から水分を摂ることを習慣づけておきたいですね。周囲の人の協力が不可欠です。

体内水分量を適切に


私達にとって水を飲むことは生きること。水を飲まなければ到底、生きていくことはできません。年齢と共に体内の水分量が減少していくことはどうしようもないことかもしれません。しかし水分を摂り、健康管理をしていくことは大切なことです。水の飲み過ぎは水中毒を引き起こす可能性がありますので、適切な量を摂取するようにしましょう。