ウォータージャーナル

風邪と水分の関係とは?こまめな水分補給で効率的に風邪予防!

風邪は多くの人が年に1回や2・3年に1回程度かかる、軽度な体調不良の1つとして知られています。そして大きく発熱せずとも、風邪気味の症状になることもあります。この風邪は、かかる要因や治療法についても水分が大きく関係しています。

風邪の仕組と水分の関係性


shutterstock_1117577378.jpgまず風邪をひくメカニズムと水分の関係性について、説明します。

水分不足と風邪発症の関係性

まず風邪ウィルスが体内に入り、炎症を起こすことによって風邪が起きます。風邪には気管支内にある綿毛と呼ばれる、細胞表面に生えた細い毛状のものが大きく関係しています。この綿毛は、粘膜でおおわれています。

通常はこの綿毛が、気管内に侵入した風邪ウィルスを捕まえ、外へ出そうと働きます。ところが空気の乾燥や水分摂取不足になると、粘膜が乾燥します。そして綿毛が、なかなか働きにくくなります。すると綿毛による自己防衛力が低下し、風邪ウィルスが体内にとどまりやすくなります。

冬は風邪ウィルスが好む環境

一般的に、風邪は冬に流行る傾向もあります。風邪ウィルスは温度15~18度以下、湿度40%以下で元気になり活発に動くようになります。冬は乾燥し、かつ低温で、風邪ウイルスが活発になる条件と一致しています。そして人もあまり喉が渇かず、多くの人が多量には水分を摂取しなくなる傾向もあります。よって外的要因もあり、人は冬に風邪にかかりやすくなります。

次に風邪と発汗の関係性について、説明します。

風邪と発熱や発汗の関係性

風邪をひくと風邪ウィルスを倒すために、体内の白血球が働きだします。この時に体温が上がり免疫が活性化し、ウィルスへの攻撃力を高めます。一方で上がった体温を、そのままにしておくわけにはいきません。ここで体内に貯まった熱を放出するために、発汗が起こります。発汗では、体内の水分を消費します。そして風邪では、下痢や嘔吐などでも普段より多く水分を排出します。こうなると消費や排出した分、水分を摂取する必要もあります。

ところが水分不足なると、脱水症状にもつながります。よって風邪の時には、水分摂取が非常に大切です。次に、水分摂取方法についての説明です。

水分摂取方法


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まず、スポーツドリンクや経口補水液も効果的です。

①飲み物

スポーツドリンク

スポーツドリンクでは水分補給だけでなく、エネルギー摂取にもなります。カロリーが、幾分か高めになっているためです。そしてクエン酸やブドウ糖を含んでいるものもあるので、疲労回復にもつながります。風邪が治った直後は、体がなかなか本調子に動かない時もあります。よってスポーツドリンク摂取の疲労回復で、体全体の体調のパワーアップにもつながるでしょう

経口補水液

下痢や嘔吐が長く続き、脱水症状のような感覚もある時もあります。このような時には、経口補水液の摂取もおすすめといえます。脱水症状改善に効果的な、ナトリウムやカリウムも含まれているためです。

・水

そしてスポーツドリンクや経口補水液に加え、水ももちろんよいです。嘔吐を続けていて、味があるものの摂取を避けたい時には、水がおすすめといえます。

摂取量

風邪の時には、普段の1.5倍程度は摂取することが目安ともいわれます。例えば普段1日に2リットル程度摂取していれば、3~3.5リットルとも考えられます。一方で上限は5リットル程度といわれ、逆に飲みすぎも要注意といえます。

頻度

1回200~250mlほどを、こまめに分けて飲む点もポイントです。1回で体が吸収できる量には限界もあり、1回で多量の摂取は効率的ではありません。

摂取のタイミング

風邪時の水分摂取は、次のような時には意識的に摂取したいものです。

・寝る前

風邪の時には薬を服用する分、眠くなりやすいです。就寝中には多く発汗する時もあり、水分補給が大切です。

・起床時

就寝中に発汗した分、補給が必要です。そして起床時に水分摂取をして、胃腸を刺激します。こうなると食欲がわき、栄養補給と速い回復にもつながります。

<h2>水分不足時の懸念

風邪で水分をうまく摂取できていないと、次のような症状や体調不良につながる懸念もあります。

風邪が長引く

風邪の完治には、1週間から10日かかるといわれています。頭痛がするほどの発熱や色の濃い鼻水などは、1~3日程度で改善する時もあります。この改善で風邪が完治したと考える人もいますが、体内に風邪ウィルスが残っている時もあります。この状況にてケアを怠ると、また発熱などの大きな症状が再出現することもあります。

副鼻腔炎を起こす

副鼻腔炎は、副鼻腔の粘膜に炎症が起きている状態のことです。症状としては、鼻水や鼻詰まりなどがあります。熱は収まったけど鼻水だけが止まらない時は、副鼻腔炎の可能性もあります。

肺の不調につながる

風邪の症状が全体的に収まったものの、せきだけが収まらない時もあります。このケースでは、せきぜんそくの状態になっている可能性もあります。2~3週間、長い時には数カ月間せきが続く時もあります。この状態では風邪薬や抗生物質が効かず、せきぜんそく用の薬を服用する必要もあります。高齢者の方のケースでは、風邪から肺炎につながるリスクもあります。

他感染症のリスク

風邪が思ったように治らず、免疫力が回復していない時もあります。このようなケースで季節が冬であれば、インフルエンザなどの感染症にかかるリスクもあります。

風邪はしっかりとしたケアにて基本的に短期間で治る症状なので、上記のような症状は避けたいものです。

風邪は予防も治療も水分摂取がポイントの1つ!


ここまで、風邪と水分について考察してきました。

おさえておきたい点は、水分摂取方法の内容です。コップ1杯程度の水分をこまめに摂るようにしましょう。