ウォータージャーナル

風呂の脱水症状対策は?水や経口補水液も効果的に使おう

人間の身体は水分不足になると、脱水症状という状態になります。そして風呂は、脱水症状になりやすい場所でもあります。本記事では脱水症状の原因、風呂の脱水症状対策を解説します。

脱水症状と症状の特徴


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まず脱水には、次の2種類があります。

低張性脱水

水分のみならず、血中に含まれるナトリウムも不足することをいいます。長時間スポーツをした時など、多量に発汗する際に起きる傾向にあります。

高張性脱水

体内の水分のみが、不足気味になる状態のことです。人間は例えば体重50kgの人で、1日で1000ml無意識に水分を失うともいわれます。

次に、脱水症状の具体的症状を説明します。

脱水症状状態では軽症から重症で、次のような症状特徴があります。

軽症

  • めまい

  • 吐き気

  • のどの渇き

  • 食欲減退

  • 尿量減少 など

②中症

  • 皮膚の紅潮化

  • 全身脱力感

  • 吐き気

  • 頭痛

  • ふらつき

  • 手足のふるえ など

③重症

  • 舌のしびれ

  • 筋肉痙攣

  • 皮膚乾燥

  • 飲み込みができにくい

  • 失神

  • 腎臓機能への悪影響 など

体液の20%がなくなると生命危険の懸念も出てきて、亡くなる可能性もあります。軽症といえども、風呂で上記のような症状が出たら要注意といえます。

脱水症状のメカニズムと要因


脱水症状の根本原因

人間の体では、体内が摂取する水分量と体外へ排出になる水分量が一定に保持されています。そしてこのメカニズムで、体液のバランスを維持しています。しかしこの体液摂取排出のバランスが崩れ、体液量が減少すると脱水症状につながります。

次に脱水症状になる要因として、糖尿病、高齢者の体調、冬季の特徴、風呂の要因の点から触れます。

糖尿病による脱水症状要因

糖尿病も、脱水症状の原因になる時もあります。糖尿病ではインスリンが分泌できなかったり、十分に機能できなかったりします。こうなると、血液中のブドウ糖濃度が高くなります。ブドウ糖は通常は体が必要とする栄養素なので、血液中に確保されます、血液中のブドウ糖が多くなり過ぎると、腎臓が多量の水と一緒にブドウ糖を尿として排出し尿量が増えます。尿の量が増えると体内の水分を多く消費します。このような経緯で、脱水症状が起こりやすくなります。

高齢者の体調要因

高齢者が脱水症状になりやすい、要因は次の3点です。

・水分不足状態に気付かない

高齢者になると、感覚機能が低下してくる人もいます。つまり、のどが渇いている状態に気付かず、脱水症状になってしまうのです。

・体の機能不調による脱水

多尿により脱水につながる体の機能不調もあります。例えば糖尿病や尿崩症です。

・薬の服用

高齢者になると高血圧の傾向もあり、血圧を下げる降圧薬を飲んでいる方は少なくありません。この降圧薬にも利尿作用を含むものがあり、脱水につながります。

冬季の脱水症状要因

冬季も、意外と脱水症状のリスクはあります。冬季は夏季と異なりあまり発汗せず、自然な感覚では水分摂取が減る傾向もあります。ですが、冬季は窓を閉めきり、暖房を長時間つけたままにする時が少なくありません。このような時には、知らず知らずのうちに皮膚などからも水分が少しずつ蒸発します。

風呂で脱水症状になる原因

入浴中にも脱水状態になるリスクあります。湯船に入っていてかつ湿度の高い浴室で、脱水状態になることは理解できにくいかもしれません。ところが、入浴では、800mlほどの発汗量がある数値説もあるほどです。そして風呂趣味だったり、温泉旅行へ行くと、1日に何回も入浴する人もいます。このような人は、入浴による脱水症状に特に気をつけたいものです。また冬季既に脱水気味の状態に気付かず、入浴による発汗で脳梗塞につながる懸念もあります。

風呂では、上記3種類要因が重なり脱水症状につながる可能性もあります。そして、これから説明する前脱水状態も認識できておきたいものです。

⑥前脱水状態

実は脱水症状の前段階として、前脱水状態という状態もあります。前脱水状態とは脱水症状の自覚症状がないながらも、体液量は不足しつつある状態のことです。元々体液量がさほど多くない高齢者の方で、起きやすいともいわれます。体液の3%ほど以上が排出されると、脱水症状の症状が徐々に出やすいともいわれます。一方で前脱水状態では、体液量が通常通りか1%や2%のみ排出された状態のことをいいます

例えば夏の暑い時などには、体が全体的にだるく水分摂取さえ面倒に感じる時もあります。そして幾分か多量に飲酒した時なども、尿を多く排出する傾向にあり前脱水状態になる可能性もあります。できればこの前脱水状態のうちに、水分摂取して脱水状態を防ぎたいものです。



風呂の脱水症状対策


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次に、風呂での脱水症状を防ぐための対策の説明です。

①こまめな水分補給

対策としてまず、日常生活の随所でこまめに水分を摂取することです。そして入浴前後で、合計500~600mlほどの水分を摂取したいものです。また幾分か入浴時間が長い方のケースでは、できれば入浴中の水分摂取もおすすめといえます。加えてミネラルが入っている麦茶もよいです。

入浴温度と時間について

40度程度のお湯に10分つかるのがおすすめです。40度程度のぬるめのお湯は副交感神経が刺激され、リラックスできます。ただし、10分以上の入浴は浴室熱中症になる可能性があるので注意しましょう。

脱水症改善には経口補水液が効果的

脱水症状の予防にスポーツドリンクの摂取はおすすめですが、「脱水症を感じたら」の段階では、経口補水液がおすすめです。経口補水液はスポーツドリンクよりも、早く水分吸収できると言われています。スポーツドリンクと比較して、糖分が少なくナトリウム量が多いためです。

経口補水液の代替物

経口補水液がない時には、1リットル程度の水に3グラムの食塩と20~40グラムの砂糖を溶かします。これで、経口補水液の代替物となります。幾分かレモン果汁を入れると、飲みやすくなります。

風呂の脱水症状対策には水分摂取が効果的!


風呂と脱水症状について考察してきました。

水分や経口補水液の摂取にて、風呂での脱水症状をうまく防ぎましょう。