ウォータージャーナル

薬はミネラルウォーターで飲んで大丈夫!軟水がおすすめ

薬の摂取は、風邪などをはじめとした体調不良を治すために非常に重要です。そして実は薬は、水で飲むことも大切なのです。お茶やジュースで飲む人もいますが、厳密には好ましくはありません。本記事ではミネラルウォーターの特徴にも触れ、薬摂取時の水として、ミネラルウォーターは大丈夫であるか解説します。

薬を飲むために水が必要な理由


shutterstock_1477334069.jpg錠剤やカプセル状の薬を急ぎのためなのか、その場で水なしで飲み込む人もいます。のどに引っかかっていても、どうせ数分したらだ液で体内に入っていくだろうと考えるわけです。一方でこの行動には、リスクもあります。薬によってはのどで溶けだし、のどの粘膜を損傷したり潰瘍につながったりする可能性があるのです。よって薬を飲むためには、水が必要というわけです。「では水以外のお茶や牛乳などはどうなのだろう」と、疑問に思う人もいるでしょう。

実はお茶や牛乳なども、好ましくはありません。お茶やコーヒーが含んでいるカフェインには、薬の効力が強くなり副作用につながりやすくなる懸念があります。牛乳についてはカルシウムが、テトラサイクリン系の抗生物質に影響が生じる可能性もあります。このような同じ液体でも、薬を飲むには水が適しているというわけです。

そして実は同じ水でも、温度も関係しています。薬を飲むために適した温度は、37度程度のぬるま湯といわれています。理由として人間の体温に近く、消化吸収できやすいということです。冷水では小腸で吸収することに多少時間がかかり、結果的に薬の効き目が想定より遅くなる可能性もあります。

一方で水道水は、カルキ臭くあまり飲みたくない人もいます。このようなケースでは、ミネラルウォーターによる薬の摂取も可能です。次にミネラルウォーターについて、4つの観点から触れてみます。

ミネラルウォーターの特徴


shutterstock_525846409.jpgミネラルウォーターには、次のような特徴があります。

①pH数値

水には、pHの数値があります。pHは7.0が中性で、大きくなるとアルカリ性となります。そして、ミネラルウォーターのpH値は5.0~9.0が一般的です。

②ミネラルウォーターの成分

・カルシウム

カルシウムは人体中1番多いミネラルで、人間の体重において1.5~2.0%の構成比となっています。カルシウムが歯や骨にとって大切なことは、よく知られています。そして、筋肉の収縮などにも役割を果たします。

・ナトリウム

人間の体液はナトリウムの作用によって、弱アルカリ性に保たれています。体内のナトリウム濃度が低くなると、脱水症状のリスクもあります。

・カリウム

カリウムは体内の不要なナトリウムを排出し、血圧を正常に保ちます。ナトリウムは不足すると困りますが、余分にあると高血圧につながります。高血圧は、脳血管障害や心臓病などにもつながります。

・マグネシウム

マグネシウムは、カルシウムの働きをサポートします。大まかにはカルシウムが骨から出ることを防ぎ、血流を整えます。

ミネラルウォーターには硬水と軟水があり、硬水と軟水各々のメリットも記します。

硬水のメリット

・便秘解消効果

ミネラルウォーター中のマグネシウムは下剤に使われていて、消化器系を刺激します。つまり、便通改善効果を見込めるわけです。

・洋風料理にも適する

肉料理をすると肉の臭みがあったり、たくさんあくが出たりもします。あくが出ると、アミノ酸やたんぱく質などの旨味成分がスープに溶けやすくもなります。硬水のミネラルウォーターには肉の臭みを消し、あくの排出を促進すえる効果もあります。

・動脈硬化対策

硬水にはマグネシウムやカルシウムが多く含まれていて、血液をサラサラにするともいわれます。血液がサラサラになると、動脈硬化の予防にもつながります。動脈硬化を防げると、脳梗塞や心筋梗塞予防にもつながります。

軟水のメリット

・日本料理を調理できやすい

日本料理には比較的魚や野菜など、素材の味を引き出し活かす傾向もあります。そして、

繊細な味を生み出すわけです。このためには無味無臭のミネラルウォーターが適して、素材を守れる軟水も良いわけです。

・子育てにも向く

赤ちゃんや小さな子供は胃腸が発達中で、水についても優しい水が好ましいわけです。軟水はミネラル成分が少なく、赤ちゃんや小さな子供の食用や飲用にも適しています

・洗顔やシャンプーにも合う

硬水で洗顔やシャンプーをすると、肌がひっかる感じや髪のパサつきを感じる人もいます。

ですが軟水では、洗顔にしてもシャンプーにしても滑らかになりやすいことも期待できます。

では次に薬の摂取には、どのようなミネラルウォーターが適するのかの説明です。

薬の摂取に向くミネラルウォーター


硬度の低いミネラルウォーター、つまり軟水が薬の摂取にはおすすめです。薬の成分吸収に、小腸の吸収能力が必要な旨は上記でも述べています。硬水ではミネラルが、薬の成分吸収の障壁になります。ではどの程度の硬度が薬を飲むために適する軟水なのか、という疑問もあります。硬度数値でいうと、600mg/L以下となります。ただこのように硬度数値で示しても、ピンときにくいのではないでしょうか。

簡潔には、原水が日本の原水であれば問題ないでしょう。日本の原水では地層の構造上、原水が地層を通過するのにかかる時間が少ないです。よって、原水に溶け込むミネラルがそう多くはない傾向です。一方で例えば原水がヨーロッパでは地層の構造上、原水が地層を通過するのにかかる時間が多いです。つまり原水に、ミネラルが多く溶け込む傾向にあります。ただし原水が日本産であっても、海洋深層水は硬度が高いものもあります。できれば、原水が山地採取であるものがおすすめといえます。

薬の摂取にはミネラルウォーターも効果的!


ここまで、薬とミネラルウォーターについて考察してきました。

薬の摂取には硬水よりも軟水がおすすめです。

ミネラルウォーターの特徴にある、軟水のメリットについての内容もポイントといえます。

軟水を適切に利用して、薬の効能も効率的にうまく吸収していきましょう。