ウォータージャーナル

食後の飲み物が栄養の吸収に関わる!?ベストなタイミングとは

食事時の水分量について気にしたことはありますか?特に夏場などは、水分摂取量の確保にばかり注視しがちで、そのタイミングについてはあまり気にかけないという人も多いでしょう。しかし、一説には食事中の水分や食後の水分が栄養の吸収に影響するとも言われています。

食後すぐのお茶は控えた方が良い!?


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一説によると、食後のお茶は最小限にとどめた方が良いと言われています。最小限とは、口をゆすぐ程度のこと。これは、お茶の成分が食事で摂取した栄養の吸収を妨げる可能性があることが影響しています。

お茶には数々の健康上のメリットがあります。しかし、その一方で、お茶に含まれるポリフェノールやタンニンなどが食事から得た栄養分の吸収を妨げてしまうこともあるのだとか。

では、食後どのくらい時間をあけてお茶を飲めば良いのかというと、食後1時間くらいが目安になるようです。

お茶にはどのような効果があるの?


お茶は古くから体に良いとされてきました。現代までにその効果が科学的に立証され、さらなる研究も続けられています。

お茶の主成分は炭水化物、タンパク質。さらにビタミンやミネラル、カフェイン、ポリフェノール類などがあります。全ての栄養がお茶にした時にお湯に溶けるわけではなく、約7割は茶殻に残ると言われていますが、それでも私たちは知らず知らずのうちにお茶からも栄養を補っているのです。

お茶の効果として代表的なのは、血圧の上昇抑制、居眠りの防止、殺菌作用、リラックス効果、利尿作用などがあると言われています。

ただ、先程もご紹介したように、お茶に含まれる栄養は茶殻に多く残るため、近年ではお茶の葉を食べるためのメニューが少しずつ普及し始めています。

お茶に限らず水を飲むタイミングにも注意


食後にお茶を飲むと、お茶に含まれる成分が食事の栄養吸収を妨げるのだから、お水なら問題ないの?と疑問に思う方もいるでしょう。

しかし、水であっても食後すぐに飲むよりは時間をあけた方が良いかもしれません。

食後の胃の中は、食べたものを分解するために胃液が出ている状態です。胃液には消化に不可欠な酵素を含んでおり、酵素の働きによって正常に食べ物を分解・吸収する仕組みです。

食後に水を摂りすぎると、胃液が薄まって酵素が働きづらくなります。そして、消化不良を起こしやすくなり、正常に吸収されないものが脂肪に変わりやすくなったりすると言われています。

これは、ダイエットに詳しい人なら聞いたことのある情報かもしれませんね。

食前・食中も極力控えた方が良い

お茶やお水は、食事から摂取した栄養の吸収を考えると、食後に限らず食前や食中も極力控えた方が良いとされています。喉が渇いて飲み込みにくいから難しいという人は、時々口をゆすぐ程度の水分を口にしてみてはいかがでしょうか。

喉の渇きは、ゆっくりとよく噛んで食べることで唾液の分泌を促せば改善することもあります。

空腹時よりも食事中に適したお茶もある


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ここまでは、食前や食中、食後のお茶は控えめにした方が良いという情報をご紹介しました。しかし、お茶の中には食中に飲んだ方が良いものもあります。

烏龍茶や黒烏龍茶は、食事中に飲んだ方が良いという話を聞いたことはありませんか?烏龍茶には、「烏龍茶重合ポリフェノール」という特有の成分があり、これは茶葉を発酵させる過程で生成される特別なものです。

この成分が脂肪の吸収を防ぐことは、コマーシャルなどでも見聞きしているかもしれません。食べ物の脂肪分にくっついて、便として排出する働きがあるため、特に脂っこい食事と一緒に飲むと良いとされています。

「烏龍茶重合ポリフェノール」は、普通の烏龍茶よりも黒烏龍茶の方が多く含有されています。中国の文化では脂っこい中華料理の際には黒烏龍茶をたくさん飲むことが根付いていますが、これは理にかなったことのようです。

もちろん、烏龍茶にはすでについた脂肪までも分解する力はありませんが、食事中には嬉しい効果もあるということですね。

ただし、烏龍茶や黒烏龍茶は、空腹時に飲むと胃に負担がかかるとされています。こうしたことから、食中や食後30分以内の摂取が勧められるようです。

食後のコーヒーもOK?


コーヒーは、たまにほっと一息ついてリラックスしたり、仕事や勉強時にリフレッシュしたりと、生活の中に根付いている方も多いのではないでしょうか。

何となく、コーヒーは胃に悪い、胃に負担をかけると思われがちですが、実はそうとも言い切れません。

コーヒーには胃液の分泌を活発にするカフェインが含まれています。もちろん飲み過ぎは胃の負担になり得ますが、健康な人が適度に飲めば良い効果もあるのです。

胃液の分泌を活発にして消化を助ける働きが期待できるコーヒーは、ブラックの状態であれば食後の1杯に適しているといいます。特に勉強や仕事をしている昼休憩には、リラックス効果や脳の活性化が期待できるコーヒーが良いですね。

もちろん、コーヒーの良い効果が期待できるのは、健康な人が適度に摂取した場合に限ります。胃酸過多や胃潰瘍など、胃に不調のある人が大量にコーヒーを飲むことは、胃液によって胃がますます荒れてしまう原因にもなるため注意しましょう。空腹時にコーヒーを飲むことも胃に負担をかける原因となります。

烏龍茶や黒烏龍茶、コーヒーにはカフェインが含まれていますので、どれもあまり大量には飲まないようにしましょう。

お茶は種類によって飲むタイミングを見極めよう


ここでは、食後のお茶の飲み方についてご紹介しました。一般的には、食事からの栄養を十分に吸収するために食前から食後すぐのお茶は控えめにした方が良いようです。しかし、烏龍茶や黒烏龍茶に関してはむしろ食事中に飲むことで良いコンディションを保ちやすくすることも期待できます。

このように、お茶の種類によって飲むタイミングを変えたり、時間帯によって飲む量を変えながら1日の目標摂取量達成を意識してみてはいかがでしょうか。あまりにも神経質になる必要はありません。無理のない範囲で飲み方の工夫をすることで良い効果が得られるかもしれませんよ。