ウォータージャーナル

睡眠中の水分不足は危険?寝る前の水分補給の大切さを解説します

睡眠中は寝汗をかき、水分が失われていきます。睡眠中に水分が不足するとなぜ危険なのでしょうか。また、寝る前に水分を補給することで起こるさまざまなメリットもご紹介。どのような飲み方が効果的なのかも解説しますので、上手に水を補給しましょう。

睡眠中は水分がカラカラ


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眠っている間は、記憶はなくても汗をかいています。起きて寝汗をかいていれば、寝ている間に汗をかいたことに気付くかもしれませんが、そうでない場合にもコップ1杯程度の汗をかいていると考えておきましょう。さらに、夏など暑い季節では体温調整もあり、もっと汗をかいて、体から水分が失われています。

寝ている間は、喉の渇きというサインもなく水分補給ができずに、脱水症状になりがちです。
寝る前に水を飲むと、トイレで目が覚めるから水分補給を控えるという人もいますが、これは危険なことです。

睡眠中に水分が失われるとどうなるか

寝汗をかき体内から水分が失われると、血液はドロドロになります。
血液の6割は水分です。つまり、水分が失われることで、血液の粘度が高まってしまうのです。
このような状態が進んでしまう朝の時間帯は血管が詰まりやすく、病気を引き起こす可能性もあります。

寝る前の水分補給をするメリット


寝る前に水分補給をすることで、どのような効果が期待できるかご紹介します。

質の良い睡眠がとれる

水分補給をすることで、寝付きをよくして、質の良い睡眠をとることが期待できます。
ストレスを受けたり、緊張している時の状態は、脳に血液が集まり興奮状態になっています。ぬるめの水をゆっくりと飲むと、血液が胃腸に移動し、脳の興奮を鎮めることができます。

また、睡眠には1℃程度の体温の低下が必要となります。寝汗をかき、水を蒸発させ放出させるのも、体温低下をさせるため。深く熟睡するためには水分が必要になります。

カフェインが含まれているコーヒーや緑茶は覚醒作用があるため寝る前にはおすすめできません。また、アルコールやノンカフェインのものなどでも、利尿作用があるため避けた方がよいでしょう。
水がおすすめです。

肌の乾燥を防ぐ

睡眠中は、肌のターンオーバーを行い傷ついた細胞を修復してくれます。質の良い睡眠をとることで、新陳代謝が活性化され美肌を保つサポートをしてくれるでしょう。
また、その時間に水分が不足しないよう水分補給をしておき肌の乾燥を防ぐことも大切です。スキンケアをしっかり行い、肌にうるおいを与え、体の中からも水分を補給しましょう。

太りにくくなる

水分補給をして眠ることで、寝ている間に新陳代謝が上がり、脂肪を燃焼させることができます。老廃物を排出することができ、太りにくい体を作ります。
これまで、このようなサイクルができていなかった人は、水分補給をして眠る習慣に変えるだけで、体重が落ちる場合もあるでしょう。

病気を防ぐ

起床後に脳の血管が出血したり、詰まったりして脳卒中となったり、心臓の血管が詰まり心筋梗塞になった、という話を聞いたことがありませんか。
これらの病気は血液の流れが悪く、ドロドロになることで起こります。
特に、汗で体内の水分が失われ、血液が濃くなる明け方に多く発症していることから、眠る前の水分補給は命を助けることに繋がります。

水の飲み方


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寝る前の水分補給の大切さがわかりましたが、どのように飲めばよいのでしょうか。
飲み方について解説します。

コップ一杯

寝る前に、コップ一杯のお水を飲むようにしましょう。
常温のお水が効果的です。胃に負担をかけづらく、ゆっくりと吸収してくれるでしょう。

水分補給が大切だからと、大量に水を飲んでしまうのはNG。
体内が一度で処理できる水分量は決まっています。一度にたくさん飲んでも、吸収しきれずに、その水分を処理するために体が疲れてしまうこともあります。
日中に、暑いからとたくさん水を飲み、飲みすぎて体がだるくなった経験はありませんか?飲みすぎも、体に悪影響を与えますから、必要な時に適量を摂ることが大切だと覚えておきましょう。

むくみにくい飲み方をする

眠っている間は、当然体も眠るため、水分を排出させる腎臓の機能が低下しています。夜、アルコールを大量に飲んだりすると、翌日の朝むくむことがあります。また、水でも大量に飲んでしまうと腎臓で処理が間に合わずむくむ原因にもなります。
アルコールを飲むと、喉が渇き、そのあとに水をたくさん飲みたくなります。ですから、アルコールを飲む時には、ほどほどにしておくことも必要ですね。

血栓の不安がある場合

持病などがあり、血栓の心配がある場合は、夜中にトイレで目が覚めた時でも、水分補給をする方がよいでしょう。特に早朝から午前中にかけて脳梗塞など、血管が詰まる病気が発生しやすくなります。これは血液中の水分が減ることで、濃縮されて血行が阻害され、血栓ができやすくなるため。
血液をサラサラにするためにも、就寝前にコップ一杯の水を飲み、トイレに起きた時にも水分補給をしましょう。

習慣づけるようにする

人間の体はよくできていて、体の水分が不足すれば喉の渇きというサインを出し、水分補給を促してくれます。しかし、加齢とともに喉の渇きが自覚しにくくなります。熱中症など高齢者に増えているのは、室温調節もさることながら、水分補給が遅れることも原因の一つです。
また、足腰が自由に動かなくなってくると、トイレに行くのも大変で、場合によっては介護が必要となることもあるでしょう。手を煩わせたくない、と水分を摂る量を減らしてしまう高齢者もいます。しかし、水分が不足すると病気などのリスクも増えますから、きちんと必要量を摂るようにしましょう。
寝る前の水分補給も、習慣づけることをおすすめします。

睡眠中の水分が不足しないように注意しよう


寝る前の水分補給の大切さや、睡眠中に水分が不足するとどうなるのかご紹介しました。
コップ一杯の水を飲むことで、質の良い睡眠をとるサポートをしてくれます。また血液の流れを良くして病気のリスクも減らしてくれますから、寝る前には水を飲むようにしましょう。