ウォータージャーナル

水が飲みたくなるのは病気?喉が渇く病気を紹介します

水が飲みたくなるのはなぜでしょうか。生命を維持するため、水は欠かせないものです。どんな時に水が飲みたくなるか解説します。また病気が原因で水が飲みたくなることもあります。水が飲みたくなる病気もチェックしておきましょう。

水が飲みたくなるのは正常?


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喉が渇いて水が飲みたくなる、これは生きている証であり正常なことです。成人の場合、体の60~70%は水で出てきます。体の2%に当たる水分が失われるときに、口渇中枢が刺激されて喉の渇きを感じるようにできています。
3%失われると、ぼんやりしたり、食欲不振となります。脱水症状とも呼ばれる状態で、通常であれば強い喉の渇きを感じますが、高齢者など喉の渇きを感じないことがあり、水分を摂らずに重篤な状態になってしまうこともあります。
さらに8~10%失われると痙攣などを起こし、20%以上失われてしまうと、死に繋がります。

水分が不足すると生命を維持することができないため、体が反応して、喉の渇きを感じさせ、私たちに水を補給するようサインを出してくれているのです。

1日にどれくらいの水分が必要か

成人が1日に必要とする水分量は2~2.5リットルとされています。これは排出量が関係しています。
尿として排出されるのはもちろん、皮膚からの蒸発、汗や息から人は絶えず水分を失っています。尿が主な排出量と考えがちですが、実は全体の半分程度です。
夏場、暑い時期に汗を大量にかけば水分が失われていることを目で見て実感できますが、それ以外にも皮膚からもかなりの量が蒸発しています。冬場は汗をそんなにかくことはなくても、空気が乾燥していることで、体から水分が蒸発しているのです。

また、子供は大人以上に水分が必要です。幼児は大人の倍程度、体重1kg当たりで100ミリリットルと計算しておくとよいでしょう。
小まめに水分が摂れるようにしてあげましょう。

水が飲みたくなる病気


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喉が渇き、水が飲みたくなることは自然なことではありますが、中には病気が原因になっていることもあります。
代表的な病気を紹介します。

更年期障害

閉経前後の45歳から55歳くらいの時期に起こる病気に更年期障害があります。加齢によってホルモンバランスが大きく変化することで、さまざまな不調が現れます。
その中の一つとして、喉や口が異常に乾くことがあります。
特に短時間に大量の汗をかくホットフラッシュが起こると、一気に水分が失われるため、水を飲みたくなるでしょう。

糖尿病

インスリンの働きが低下し、血糖を取り込むことが困難になることで血糖値が上昇します。
吸収できなかった糖を尿として排出するため、頻尿になり、水分を消失しやすい状態になり、喉が渇きを感じることがあります。

腎臓疾患

尿を排泄する働きを持つ臓器である腎臓の機能が低下することで、尿の排泄量が増えます。
水分を多く失うため、喉の渇きを感じることがあるでしょう。

甲状腺機能亢進症

副甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気で、高カルシウム血症が起こると喉の渇きを感じることがあります。

シェーグレン症候群

50代女性が発症することの多い、唾液腺や涙腺に異常を起こす自己免疫疾患です。
唾液腺に異常が起きた場合、喉の渇きを感じることがあります。

病気ではないけど、喉が渇く


病気が原因で水が飲みたくなる場合には、その病気を治療したりうまく付き合っていく必要があります。
しかし、病気でなくても喉が渇くことがあります。

ストレス

人間はストレスを感じ極度の緊張状態となると、唾液の分泌が抑制され口の中が渇きます。
水を飲みたくなるかもしれませんが、大量に飲み過ぎるのもよくありません。口の中を潤すように、よく口に含んで少しずつ飲むようにしましょう。

加齢

更年期障害もありますが、それ以外でも加齢により自律神経の働きが弱まるため、唾液分泌が抑制されドライマウス状態となり、喉が渇きを感じやすくなるでしょう。
胃腸に負担をかけないよう、少しずつ小まめな水分補給を心がけましょう。また、常温の水は体に負担をかけにくいためおすすめです。

塩分の摂りすぎ

食事や飲み物から塩分を摂りすぎると、血液を薄めようと細胞内にある水分が使われます。体内の水分が減り、喉の渇きを感じるようになります。塩分の摂りすぎは健康にも良くありませんから、控えるようにしましょう。

服薬

治療のために飲む薬の副作用で、喉の渇きを感じることがあります。
抗コリン作用が含まれていると、唾液の分泌が抑制されます。主に、抗アレルギー剤や高血圧、抗うつ薬に含まれています。医師や薬剤師からの説明をきちんと受け、副作用についても把握しておくとよいでしょう。

アルコールの飲みすぎ

アルコールは利尿作用があり、水分を多く失います。飲みすぎないよう注意し、アルコールを飲んだ後は、水分補給をするようにしましょう。

妊娠

特に妊娠初期では、羊水を清潔に保つために体内にある水分が使われるため、水分が不足し喉の渇きを感じます。小まめに水分補給を行い、脱水症状にならないよう注意が必要です。
また、妊娠すると女性ホルモンであるプロゲステロンの分泌量が増加します。これは子宮内膜を厚くして、体温を高めて妊娠を継続させるためです。水分補給をしても、喉が渇きやすい状態になりますから、体に負担とならないよう少しずつ水分を補給しましょう。

水が飲みたくなる原因をつきとめよう


水が飲みたくなる、喉が渇く、というのは生命維持のために正常ではありますが、病気が隠れている可能性もあります。
一時的なものでしたら、なぜ水が飲みたくなるのか原因をつきとめておきましょう。昨日、しょっぱいものをたくさん食べたから...など原因が明らかであれば、あまり塩分を摂りすぎないようにしよう、と改善することもできます。

病気が隠れている可能性もありますから、継続的に喉が異常に乾く場合には、一度病院に行って診断をしてもらうとよいでしょう。