ウォータージャーナル

冷たい水は体に悪いのか?シーンによって異なる水の最適な温度を解説します

冷たい水は体に悪いと言われたことはありませんか?なぜ悪いのか解説します。冷たい水も、運動後や目覚めた時など場合によっては体に良い影響をもたらすこともあります。どんな時に、どの温度の水を飲むとよいのか、シーンごとに解説します。

冷たい水は体に悪い?


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水を飲む時に、冷たい水が飲みたい!と思うこともあるでしょう。特に暑い時期やお風呂あがりなどに飲む冷たい水は格別なものがあります。
一方、冷たい水ばかりを飲むのは体に悪いと言われた経験がある人もいるかもしれません。

水は飲むときの温度により、体への吸収速度や負担が異なります。
どのように飲めば体に負担なく、吸収できるのか確認していきましょう。

胃腸トラブルを起こす恐れも

夏の暑い時期には、冷たい水だけでなく、ビールやジュース、アイスクリームやかき氷など冷たい飲み物、食べ物が欲しくなります。
しかし、これらのものを摂りすぎてしまうと、体の中が冷えて下痢や食欲不振など胃腸トラブルに繋がる恐れがあります。胃腸の働きが鈍くなり、機能が低下し長期間に渡ると、腹痛や嘔吐が起こることも。また、夏風邪や疲労倦怠感の原因になることもありますから、注意しましょう。

飲料水の温度


飲料水の温度から、どのような特徴があるのか解説します。

冷水

冷水器から出る水や、冷蔵庫で冷やしている水で5℃~15℃程度の水は冷水と呼ばれます。
運動した直後に飲むことで、吸収が早くなるため効果的で、熱くなった体も効率よく冷やせます。胃壁を刺激して便通をスムーズにする、自律神経の切り替えを促し、目覚めを良くする効果も期待できます。
反面、胃腸の負担は大きくなりがち。飲み過ぎてしまうとお腹が痛くなったり、下痢になることもあります。

常温

20℃~35℃の水は冷たくも温かくもなく、ぬるいお水として常温と呼ばれます。胃腸への刺激が少なく、体温もほとんど奪われることがないため、普段の水分補給に適した温度と言えるでしょう。薬を服用する際の温度としても最適です。
冷水に比べると、吸収の速さは劣りますが、体を動かしていない時に飲むことで細胞の働きを活発にしてくれます。

温水

60℃~80℃の温水は白湯(さゆ)とも呼ばれます。常温と同様に胃腸への刺激が少なく、体内への吸収もゆっくりとされますから、もっとも体に負担がない水の温度ということができるでしょう。
体を温める作用もあるため、冷え性の人やリラックスしたい時にもおすすめ。就寝前に飲むことで体を緩め、スムーズな入眠を助けてくれるでしょう。
また、夏場にエアコンをつけている中で温水を飲むのもよいでしょう。外は暑いとしても、エアコンの中に長時間いることで体は冷えてしまいます。温かい水を飲むことで、体をゆっくりと温めましょう。

シーンによって異なる最適な温度


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水といっても、飲むタイミングや状況により最適な温度は異なります。
どのような時に、どの温度の水を飲むと良いのかご紹介します。

目覚めた時

朝、目覚めた時に飲むお水は、寝ている間に乾いた体を潤してくれるものです。
冷水を飲むことで自律神経を刺激し、交感神経を優位にして活動を始めるための準備をすることができます。
また、常温の水は胃酸を薄める効果が期待できます。目覚めてみて、胃がスッキリとしない場合などは常温の水が最適でしょう。食べ過ぎやストレスで吐き気や胸やけを感じる場合にも常温の水をゆっくりと飲むことをおすすめします。

就寝前

スムーズに入眠するためには、常温か温水の水を飲むのがベストです。体や内臓を休める準備をするためには、冷水は刺激が強すぎますから避けた方が良いでしょう。
冬の寒い時期は、体温を上げておくことで眠りにつきやすくなるとされています。温水を飲みリラックスすることで、質の良い睡眠につなげるとよいでしょう。

運動時

運動している時は、大量の汗をかくため、短時間で急速に体の水分が奪われます。冷たい水を飲むと、体温を下げることができるでしょう。
夏場の脱水症状、熱中症予防にも冷たい水がおすすめです。

摂取量だけでなく、飲む回数に注目しよう


水は生命を維持するために必須のものです。
温度にこだわることで、さらに効率よく水分を吸収することができるでしょう。
それと同時に気を付けてほしいのが、飲む回数です。
1日にこれだけ水を飲むように...と摂取量ばかりに目を向けず、どのように飲むか、ということにも目を向けてみましょう。

例えば、喉が渇いたからといっても500mlのペットボトルを一気飲みしてしまうと、一度に飲む量としては飲みすぎといえます。
体が一度に吸収できる量は限られていますから、それを超えてしまった水分は体を通過するのに体力を消耗させてしまいます。だるさを感じる場合には、水の飲みすぎが原因になっている可能性もあります。また、飲み過ぎで関節が弱くなるなど、さまざまな不調の引き金になることもあります。

一度に飲む量としてコップ一杯程度の水が最適と言われています。100~150ml程度の水を小まめに飲むことで、体に負担なく吸収させることができるでしょう。
もし喉が渇いてたくさん飲みたい、と感じている時には、少し飲んだらゴクンとしてみましょう。際限なく体に水を流し込むのを抑えることができます。
可能であれば、喉が強い渇きを感じる前に、少しずつ細切れに水分補給をするようにしましょう。

冷たい水ばかりではなく、温度に気を付けて水を飲もう

冷たい水は体に悪いのかご紹介しました。
胃腸に負担をかけやすいため、冷たい水ばかりを飲むのはおすすめできません。胃腸トラブルに繋がる恐れもあるため、特に夏場で冷たい水、飲み物、食べ物を摂りやすい時期には気を付けましょう。
しかし、吸収速度が速く自律神経の切り替え効果もあることから、シーンによっては冷たい水が良い場合もあります。運動している時など、体の熱を下げる効果もありますから、その時に合った温度の水を上手に摂取しましょう。