ウォータージャーナル

水道水の温度は住んでいる場所や建物によって違うの?


料理をする時や手を洗う時など、日頃から使用することの多い水道水ですが、そんな水道水の温度について、あなたは疑問に思ったことはありませんか?ここでは、そんな水道水の温度についてご紹介をしていきます。

水道水の温度は気温によって変動する


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一般的に水温は、気温の影響をかなり大きく受けるということから、気温の高い夏季の場合には水温は高くなり、気温の低い冬季の場合には水温は低くなります。 水道水を夏に使った場合「ぬるい」と感じてしまう時や、冬に使った場合に「冷たい」と感じることは、決して水道水そのものの温度がもとからその温度だったのではなく、気温が関係をしているからなのです。

水道水の温度と気温の関係


基本的に水道水の水温の変動幅は、気温の変動幅に比べると小さくなっており、安定もしていると言われています。日周変動の一例として、ご紹介をします。平成31年4月1日の都庁付近の水道水の水温と東京にある北の丸公園の気温の時間変動についてですが、この日の気温はだいたい高い時と低い時では8.9℃の変動がありました。一方で水道水の水温の変動は、たったの1.3℃でした。もちろん、気温が高くなれば水温も高くなり、気温が低くなれば水温も低くなっていますが、水温は気温ほど大きな変動は無いと言えます。

水道水の温度は?


神奈川県横須賀市の場合には、水道水の水温はだいたい8℃~25℃くらいとされており、年間の平均としてはだいたい16℃~17℃とされています。全国の年間の平均としても、だいたい16.2度前後とされており、なんと高い場所では30度近くまで上がることもあり、低い場所では10度を大きく下回ることもあります。その差としては、22度近くあるとされており、場所によってぬるすぎたり冷たすぎたりとかなり差が激しいのです。このことから、水道水の温度は地域によってかなり反動があることが分かります。

環境などによっても水道水の温度は変わる


実は、水道水の温度は気温だけに関係するのではなく、環境などによってもかなり変わってきます。基本的に、最初はぬるすぎたり冷たすぎたりした水だとしても、直接給水の場合だと水を出しっぱなしにしておくと、しばらくすると水温が一定に落ち着いてきます。しかし、集合住宅の場合には給水タンクから配水する場所もあり、このことから気温の影響を受けやすいとも言えます。

さらに別の例として、地下水を直接くみ上げて使っている場所であれば、一年中低い水温のままだと言えます。また、それだけにとどまらず水道水が自宅に届くまでの道のりでも水温は変わります。例えば、水道管の通っている場所が日向の場所ばかり通っているとぬるい水が届きますし、反対に影ばかりの涼しいところを通っていると冷たい水が届きます。このように、水道水の温度は外気温・地下の温度・給水タンクの容量・水道本管~枝管の距離・枝管の経路など様々なものによって変わってきます。

自分の住んでいる地域の水道水の温度を知る方法は?


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水道水の温度が様々なものによって変わっているということから、恐らく自分自身の住んでいる地域の水道水の温度も把握しておきたいという方も少なくないと思います。しかしながら、水道水の温度に関してはネット上などにて公表をされている地域もあれば、公表をされていない地域もあるなど、地域によって様々なのです。

このことから自分自身の地域の水道水の温度について1度検索してみると良いです。検索をしてみても出てこない場合には、あなたの住んでいる地域のその時期の平均気温を目安にすると良いです。概ね、1~2度の誤差の範囲内にて水道水の水温と似た数値になると言われています。

どうしても水道水の温度を知りたいのであれば


もちろん、先程ご紹介をした平均気温を目安にする場合でも、ある程度のだいたいの水道水の温度を知ることはできます。しかしながら、水道水の温度は環境によっても変わるということから、あなたの自宅に運ばれてくる水道水の温度が微妙に違うことは有り得ます。そのような場合には、水道の蛇口を開けて水をボウルやコップなどの容器へと貯めて、温度計にて測定をすることがおすすめです。この測定方法が1番、自宅に届いた水道水の温度を知るためには正確なものだと言えます。

水道水の温度の問題が近年では取り上げられてきている


最近では世界各国にて地球温暖化が進んできています。その影響で日本でも年間を通しての平均気温に変化が出てきており、なんと暑い夏の場合には40度を超える場合もあるなど、かなりの温暖化が進んできています。気温が高くなればなるほど、水温もそれに伴って高くなっていきます。このことから、40度近くなってしまった気温の日の水道水は、かなり熱いお水になってしまうのです。

「水道水から熱いお湯のようなものがでてくる」といった問い合わせも届くようになってきており、「水が暑すぎるから何とかして欲しい」などといった訴えが市へと寄せられてきているのです。夏場の暑い時期に、冷たいはずの水道水が暑いとなってしまうと、それはかなり生活にも支障が出てきてしまいます。もちろん、水を10〜20分ほど出し続けていれば、ある程度ぬるい水にはなるのですが、水もお金です。

足せばだすほどお金がかかってしまい、金銭面での負担がかかってくるということから、水を出す度に毎回する訳にはいきません。しかしながら、この水道水の温度の問題についてはまだまだたくさんの課題があるということから、すぐにすぐ解決をすることは難しいとされています。

水道水の温度は地域によっても大きく左右される


いかがでしょうか。水道水の温度は、気温によって大きく左右をされるだけでなく、地下の温度・給水タンクの容量・水道本管~枝管の距離・枝管の経路など、様々なものによって大きく左右されてきます。これからどんどん地球温暖化が悪化していき、それと同時に水道水の温度もどんどん上がってくることが予想されます。少しでも早い水道水の温度の対策が行われるようになると良いですね。