ウォータージャーナル

ウォーターサーバーは福利厚生費で設置できるもの?

自営業の方でウォーターサーバーの導入を検討している人もいるでしょう。その場合、経費として認められるかどうかが気になるのではないでしょうか。事業に直接結び付く目的で導入する場合や、従業員のために設置する場合は経費として認められます。ここでは、従業員に自由に利用してもらう際の福利厚生費として、経費で計上する場合のポイントを説明します。

ウォーターサーバーは福利厚生費に含まれる?

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ウォーターサーバーは、わざわざ給湯室に行かなくても、手軽においしい水やコーヒーやお茶に必要なお湯がすぐに使えます。各自で自分の飲みたいものを手軽に自由に飲めるため事務所や店舗などで設置しているところも多いです。ただし、事業目的を考えた場合、必ずしも電話やパソコンのように事業利益を得るために必要な備品や消耗品とは性質が異なります。そのため、ウォーターサーバーにかかる費用が何に当たるのか迷う人もいるでしょう。このようなときは、まずウォーターサーバーを何のために導入するのか、目的を考えてみましょう。

たとえば、商談で訪問されるお客様用に設置するならば会計処理上は「接待交際費」が適しています。そうではなく、職場で働く従業員のために設置するなら「福利厚生費」となります。ただし、気をつけたいのは飲食店でウォーターサーバーを設置する場合です。この場合は、来店するお客様のために設置するものであり、料理や飲物の提供をすることが直接利益に結びつくため「販売費」として計上することが一般的です。

では、自宅で1人で仕事をする個人事業主が、自宅のリビングにウォーターサーバーを設置した場合はどうでしょうか。この場合は、従業員がいないため「福利厚生費」とはなりません。また、自宅に取引先の担当者を招いて商談などをしない限り「接待交際費」とするのも無理があります。電気代や光熱費などは家事按分で一定の割合で事業用の経費に計上することができます。しかし、業務終了後の夜間や主に家族が利用するウォーターサーバーに関しては、事業のための経費とするには無理があるでしょう。この辺は税務署の担当者によっても見解が分かれるため、一概にはどれが正解とは言えません。

しかし、個人事業主でも自宅に事業のために使う事務所を設け、商談のために来客が頻繁に訪れるような場合もあるでしょう。事務所内にウォーターサーバーを設置すれば、いちいち自宅のキッチンまで行ってお茶やコーヒーを淹れて戻ってくるまでの間、お客様を待たせずに済むのがメリットです。お客様の目の前で衛生的に管理された水を使うことでお客様にとって安心感もあるでしょうし、商談もスムーズに進みます。このように来客に振る舞うのが目的でウォーターサーバーを設置するような場合は「接待交際費」で計上して認められる可能性は高いでしょう。

ウォーターサーバーを福利厚生費にする場合の注意点

自営業でウォーターサーバーを従業員の福利厚生を目的として導入した場合は、福利厚生費となることを説明しましたが、さらに細かく分類することができます。ウォーターサーバーは、本体の「レンタルサーバー代」、タンクやボトルの「水代」、適切な水温に保つための「電気料金」がかかります。会計処理上の仕訳では、「レンタルサーバー代」の勘定科目を「リース料」、交換の水タンクやボトルを「福利厚生費」、厳密には電気代の「水道光熱費」です。しかし、全体の電気代からウォーターサーバーにどの程度かかっているのか、という配分はこの場合問題にはなりません。

また、ウォーターサーバー本体を無料とするところもあります。有料で借りていたとしても、事業の利益につながる機器のリースでない場合は、すべてまとめて「福利厚生費」として計上して構いません。ただし、ウォーターサーバーを「接待交際費」として計上する場合は、「リース料」を別に仕訳をしておくと良いでしょう。売上に対して接待交際費が異常に多くなるのは健全経営とは言えないからです。節税の一心で次々に接待交際費を計上してしまうと、あらぬ疑いを持たれかねません。ウォーターサーバーに限らず、費用の内訳を明確にして仕訳を分類しておくことにより、接待交際費が高額になり過ぎることを抑えることができます。

自営業の人がウォーターサーバーを選ぶポイント

自営業で従業員の福利厚生目的でウォーターサーバーを設置してはいても、訪問したお客様のために使用する場合も大いにあるでしょう。そうなることが予測されるなら、あらかじめ水の品質にこだわってウォーターサーバーを選ぶのが間違いがありません。健康志向ブームなどにより、口にこそ出さないものの飲料水にこだわる人は少なくありません。お客様から見える位置にウォーターサーバーがあれば、サーバー本体の形状でどこの製品か一目でわかる場合もあります。そこで、あまりに安い質の悪い水を来客者や従業員に提供しているとわかると、決して心象は良いとは言えないでしょう。やはり、良質な水にこだわって選ぶのが無難です。

サーバーによっては、冷水しか出ないタイプのものもあります。暑い中、営業で外回りをして立ち寄った先でおいしい冷水を振る舞われたらうれしいものです。しかし、夏でも空調の効いた事務所で温かい飲み物を欲する人もいます。ましてや冬場ではますます温かい飲み物がほしくなるでしょう。温水が出れば、お茶、コーヒーや紅茶、ココアやカフェオレなど自分の好きなものを作って飲むことができます。お弁当持参者にも、カップスープやインスタント味噌汁など手軽に飲むことができ、まさに福利厚生という点で大いに活躍してくれるでしょう。せっかく導入するなら、温水も出るタイプのサーバーのほうがより喜ばれます。

自営業の人がウォーターサーバーを導入するメリット

病院や調剤薬局などで、処方された薬をすぐに飲めるように、安全な水が手軽に利用できるウォーターサーバーと紙コップを設置するところが増えています。薬を飲まない患者さんや付き添いの人にとっても、水で喉を潤すことは乾燥を防ぎ菌やウィルスの侵入を防ぐことにも繋がります。そのような医療機関にウォーターサーバーを設置することは、病気の蔓延を防ぐためにも理に適っているのです。

会社や店舗でも積極的にウォーターサーバーを導入するところが増えています。給湯室まで行かずに手軽に水分補給をしたり喉を潤したりするのに最適だからです。また、ウォーターサーバーなら給茶当番などを決めなくても、従業員それぞれが飲みたいときに飲みたいものを自由に飲むことができます。休憩室などに設置すれば、自動販売機などでお金を払って飲料水を購入する必要もありません。1本の缶飲料やペットボトル飲料にはかなりの糖分が含まれています。社内にいる間に何本も飲んでしまっては決して身体の健康にとって良いとは言えません。かといって、水道水をそのまま飲むこともためらわれるでしょう。

そんなときにウォーターサーバーがあれば、手軽に喉を潤すことができリフレッシュになります。従業員にとっても嬉しいもので、満足度も向上するでしょう。ウォーターサーバーなら、電気ポットで次々に給水してお湯を沸かす必要がないため、かえって光熱費が削減できるケースが多いものです。省エネ仕様のウォーターサーバーなら、さらに節約効果が期待できます。お湯が沸くのを待つ時間も不要なため、大変使い勝手が良いというメリットが大きいでしょう。

環境保護的な観点では、ウォーターサーバーでリターナブルボトルを利用するものなら、ボトルをきれいに洗浄して再利用するためプラスチックごみの削減に大いに役立ちます。しかも、ウォーターサーバーの導入によって、社員が持ち込むペットボトルのごみの量も減らせればごみの回収も楽になり良いことずくめです。

福利厚生費でウォーターサーバーを導入しよう!

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福利厚生費でウォーターサーバーを導入すれば、経費計上できるため節税対策になります。さらに、光熱費の節約にもなるため導入する効果は大きいでしょう。何よりも、従業員の満足度と士気の向上が見られ、結果的に業績にもプラスの影響を与えることが期待されます。これを機においしい水が手軽に飲めるウォーターサーバーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。