ウォータージャーナル

ウォーターサーバーの注ぎ口にカビが繁殖した際の対処法

ウォーターサーバーは水を使用するので、日頃のメンテナンスを怠ればカビが発生してしまいます。赤ちゃんや高齢者のいる家庭などでは、衛生面で細心の注意をしたいでしょう。とりわけ注ぎ口はカビが発生しやすいので気をつけなければなりません。そこで今回は、カビが発生するリスクや発生しやすい場所、カビの対処法や予防法について詳しく解説します。

ウォーターサーバーの注ぎ口にカビが繁殖するリスク

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カビは空気中を漂っています。そのため、新しく使い始めたウォーターサーバーであっても、元々部屋に浮遊していたカビ菌が付着する可能性があります。カビが繁殖する条件として挙げられるのは、水気のあるところや湿度が高いところです。つまり、キッチンのような水回りでは、どうしてもカビが繁殖してしまうのです。カビが繁殖する条件としては、湿度が70~99%で温度が10~35℃であること、周辺にホコリなどの汚れがあること、酸素があることが挙げられます。

また、カビは梅雨の時期だけでなく結露が起こりやすい冬やダニが繁殖しやすい春や夏にも多く発生します。つまり、ほぼ一年中カビの発生には気をつける必要があるのです。ウォーターサーバーで最も多く空気に触れ、水気があるところは注ぎ口です。そのため、注ぎ口のカビには特に注意することが大切です。

ウォーターサーバーで発生しやすいカビには黒カビ、赤カビ、ススカビの3種類があります。黒カビは体内に入ると喘息やアレルギーの原因になるといわれています。黒カビはアルコールなどで比較的除菌しやすいものの、繁殖力が強いので増やさないように気をつけなければなりません。赤カビはそれ自体は体内に入っても問題ありませんが、黒カビ発生の原因になってしまいます。そのため、赤カビの段階でしっかり除去しておくことが大切です。

ススカビはカビの中でもとりわけアレルゲンの原因になりやすいといわれています。また、胞子が大きいため鼻腔内にたまりやすいのも特徴のひとつです。ススカビは一年中繁殖しやすいカビなので、繁殖してしまわないよう常に気をつけている必要があります。また、ススカビにはプラスチックを腐敗させてしまいます。ウォーターサーバーの中にススカビが発生すると内部のプラスチックが溶けてしまう、などの被害につながります。そうするとさらに不衛生になってしまうので、早めに除去しましょう。

ウォーターサーバーそのものが原因でカビが発生する

もしもウォーターサーバーの水がカビ臭いと感じたのであれば、中の水にカビがついているか、あるいは中でカビが繁殖している可能性があります。その場合には、墨汁のような臭いを感じるでしょう。飲むと下痢などを引き起こす可能性があるので口に含むのは控えた方が無難です。カビ菌は高熱に弱いので、80~90度前後に加熱し保温されているお湯にカビが発生して繁殖する恐れは低いです。とはいうものの、内部のパイプや注ぎ口でカビが繁殖しているのであれば、お湯も冷水と同じようにその部分を通過してカビに接触します。そのため、お湯であってもカビ臭さを感じる場合は飲まないようにしましょう。

ウォーターサーバーはあらかじめ出荷時にメーカー側でクリーニングや殺菌滅菌を行っています。そのため、機械そのもののカビ対策はできていると考えられます。使い始めの段階から内部のパイプやタンクにカビが存在している、ということはありません。毎月宅配される水や、その容器であるボトルの中での雑菌やカビの状況も、出荷するメーカー側で生産工場において確認しているので安全です。

また、ウォーターサーバーの水にはまれに白い浮遊物が見られることがあります。これは水の中に含まれるミネラル成分が結晶化したものでカビではありません。もしもカビ臭さを感じないのであれば、飲んでも体に害はないでしょう。温度調節可能なウォーターサーバーでは、タンクの水が冷やされたり、温められたりします。そうした温度の変化でミネラル成分が結晶化しやすくなることがあるのです。ミネラル分は結晶化すると不溶物質になります。ミネラル分は一度結晶化すると水に溶けません。気になる人は取り除きましょう。

注ぎ口へのカビの繁殖を予防する方法

注ぎ口は外気に触れる機会が多く、水が通り過ぎる場所であるためカビが発生しやすい場所です。また、注ぎ口はタンクとチューブでつながっています。このチューブの部分には使用後に水が残りやすいため、カビが繁殖する可能性が高いです。チューブ内でのカビの繁殖を予防するためには、カビの侵入元となる注ぎ口を常に綺麗に保っておくことが大切です。

注ぎ口でカビが繁殖してしまうのを予防するためには、まずはウォーターサーバーのメーカーに指示された通りのセルフメンテナンスやサーバーの取り替え、業者によるメンテナンスなど定期清掃を欠かさずに行うことが大切です。セルフメンテナンスの方法としては、使用後に乾いた清潔な布で注ぎ口の水気を拭きましょう。このとき、汚い雑巾で拭いてしまうと、雑巾から注ぎ口に雑菌カビが移ってしまうので要注意です。そのほか、週に一回程度の割合で、アルコール除菌のウェットティッシュを使って注ぎ口を拭いておくと安心です。コックの中を綿棒などで掃除するのもよいでしょう。

また、コップなどに水を注ぐ際に手や指、コップが直接に注ぎ口に触れてしまうことがあります。このことが原因となって注ぎ口にカビが付着し、そこから繁殖してしまうことも多いです。なるべく注ぎ口には触らないようにしましょう。小さな子どもがいる家庭やペットを飼っているという家庭は、子どもやペットが注ぎ口にいたずらしてしまわないよう注意が必要です。

注ぎ口以外にも注意が必要

カビは注ぎ口以外にも発生します。たとえば、ボトルの設置口(ジョイント部分)や水の受け皿もカビが発生しやすい部分です。とりわけボトル設置部分は、水ボトルを交換する際に水がこぼれたり、使用中に水が漏れてしまったりしやすいです。そうすると水が溜まりやすくなり、そこにカビが発生してしまうというわけです。さらに温度調節が可能なウォーターサーバーの場合、溜まった水が熱によって温められてさらにカビが発生しやすくなってしまうのです。設置口のカビ繁殖を防ぐ方法としては、水ボトルの交換の際にアルコール除菌シートで拭くとよいでしょう。また、こまめにジョイント部分の水滴やホコリを拭き掃除し、よく乾かしておくことも大切です。そうしてできるだけ乾燥状態を保つことで、カビの繁殖を防げます。

水の受け皿部分は、注水する際にこぼれてしまった水が溜まりやすいのがカビが発生しやすい原因です。さらに受け皿部分は乾燥しにくいため、溜まった水が常温で放置されるとカビが繁殖してしまいます。そのため、予防法としてはアルコール除菌シートで拭き上げたり、こまめに水滴やホコリを拭き掃除することが大切です。

そのほかに気をつけるべきポイントとして、ウォーターサーバーの置き場所に気をつけましょう。できるだけ水回りから離れた場所がベストです。台所に置かなければ不便だというのであれば、なるべく水道から離れた場所に置くとよいでしょう。また、サーバー内の水はなるべく早く使ってしまうことも大切です。メーカーの目安はおおむね二週間から一カ月程度となっていますが、水道水のようにカルキ塩素が入っていないことを考えると、数日で使い切ってしまうのが理想です。

ウォーターサーバーは定期的にメンテナンスをしよう

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ウォーターサーバーのカビはこまめなセルフメンテナンスである程度防げるものの、どうしても限界があります。そこでクリクラでは年に一度サーバーを回収しています。そうして回収したサーバーを、メンテナンスライセンスを持ったスタッフがパーツごとに分解して清掃、洗浄、点検をしているのです。衛生面を重視したいという人は、クリクラのように手厚いメンテナンスサービスのあるウォーターサーバーを利用しましょう。