ウォータージャーナル

ウォーターサーバーの水が腐ることってあるの?

「水が腐る」という表現があるように、水は放置しておくと質が悪化していきます。そして、ウォーターサーバーの水質が気になる人もいるでしょう。この記事では、ウォーターサーバーの水が腐るかどうかについて解説します。

◆水が腐るってどんな状態?

まず、「水が腐る」という言葉はあくまで慣用句であり、本当に水が腐敗するわけではありません。本来なら水は無機物なので腐る要素がないからです。事実、大自然の中にある水は長年同じ場所にあってもきれいなままです。ただし、水の中に不純物があると、時間が経過するにつれて水が濁ってきたり、沈殿物が生まれたりします。水そのものの質は変わらなくても、不純物の質は変わっていきます。そして、水が汚れて悪臭を放つようになった状態を例えて「腐る」と表現することもあるのです。
普段家庭で利用している水には何らかの不純物が含まれています。ウォーターサーバーの水であっても消毒のためにわずかな成分が使用されています。こうした成分は微量なら無害であるものの、時間が経てば劣化を免れません。その結果、「ウォーターサーバーの水は腐る」といわれるようになってしまったのです。

◆ウォーターサーバーの水が保存できる期間とは

「腐る」とまではいかなくても、ウォーターサーバーの水には賞味期限が設定されており保存には限界があります。そもそも、ウォーターサーバーの水は家庭やオフィスの飲料水にすることを前提としているため、安全を考慮して賞味期限はそれほど長くありません。会社にもよるものの、6~12カ月が目安でしょう。つまり、ウォーターサーバーのボトルは長期間保存せず、積極的に使っていかなくてはいけないということです。
ただし、例外的にウォーターサーバーの水では災害時の備蓄用なら5年以上の賞味期限が設定されています。備蓄用には蒸留水が使われているため、通常の水よりも純度が高いからです。しかも、ボトルで完全密閉しているので外気に触れることがありません。ウォーターサーバーだからといって必ずしも賞味期限が短いとは断言できないでしょう。

◆天然水よりもRO水のほうが腐りにくい

ウォーターサーバーでは主に「天然水」か「RO水」が使用されています。天然水は地下水など、外気の影響が少ない水源から調達してきた種類です。一方、RO水とは採取した水を特殊なフィルターへとかけ、雑菌を取り除いた種類です。いずれも安全性の高い水であり、ウォーターサーバーが注目されている理由の一つといえます。
ただし、賞味期限でいえば天然水のほうがRO水よりも短くなりがちです。なぜなら、天然水にはミネラルが残留しているため、時間が経てば水質も悪化していくからです。天然水の賞味期限は長くても4カ月程度でしょう。それに対して、RO水は雑菌と一緒にミネラルも除去しています。結果的に、賞味期限は長くて12カ月ほどです。もしも長期間腐りにくいことを条件にウォーターサーバーの水を選ぶなら、RO水のほうがより向いているでしょう。

◆保存場所に気をつけよう

少しでもウォーターサーバーの水を長持ちさせるには設置場所が重要です。まず、高温多湿はウォーターサーバーの天敵です。ボトルの水に悪影響を与えるので、通気性を考えて場所を選びましょう。また、サーバーのコンデンサーを正常に機能させる必要もあります。サーバーの後部にコンデンサーがある場合、壁から10cm以上離して置くのが基本です。そのほか、水質を保つにはきれいな空気が必要です。車の排気ガスなど、汚れた外気が入ってこない室内で利用しましょう。

サーバーだけでなく、ボトルの保存場所にも配慮します。水質にとって日光や湿気は天敵です。なるべく日陰の常温を保てる場所で管理をします。また、キャップを外したらすぐに利用しましょう。ボトルは密閉状態によって殺菌されています。少しでも空気に触れたら水質は衰え始めます。